2015年04月11日 配信

4/11(土)市民ギャラリー「ひなび和紙人形展」は12日まで開催

船橋出身の作家による伝統工芸作品展

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船橋市民ギャラリー(船橋市本町2-1-1、TEL047-420-2111)で4月12日まで、ひなび和紙人形作家の加々美和枝さんの「ひなび和紙人形展」が開催されている。

 

ひなび和紙人形の正式名称は「倭紙芸鄙美式和紙人形(やまとしげいひなびしきわしにんぎょう)」で宗家の山岡草さんが興した和紙人形工芸で、染和紙といわれる和紙を用いて作るもの。

船橋市内で同工芸品の個展が開催されるのは今回が初めて。連日130人以上が会場を訪れている。同展では加賀美さんの作品をはじめ、生徒による作品も展示されている。

 

加々美さんは船橋出身。ひなび和紙人形を始めたきっかけは幼少時にさかのぼる。幼いころは人形遊びが大好きだったという。作られた人形で遊ぶことには飽き足らず、千代紙を使って自分で人形を作るようになった。35歳には倭紙ひなび会の会主・阿部久恵さんの指導を受け、現在は自宅で教室も開催。12人の生徒に同工芸品を継承している。

 

公募美術団体である一般社団法人新構造社に所属している加々美さんは、東京都美術館(東京都台東区)に長年出品していた。しかし今年は自身が古希を迎える節目ということもあり、今回、出身地である船橋で個展を開くことにしたという。

 

 「和紙の素朴さと面白さに惹かれ、作り続けています」と、嬉しそうに話す加々美さん。人形を作り続けること35年、その間に製作した人形は300体を超える。中でも鬼を題材にした人形に力を入れ、平成21年に製作した5体の人形からなる作品「鬼剣舞」は、厚生労働大臣賞を受賞。「和紙の人形ということも評価が高かったが、躍動感と色彩の豊かさが評価されたようです」と加賀美さん。

 

繊細な人形の表情は、和紙の繊維をピンセットで掻き取り、それを貼り付けることで作られる。そのため、熟練した技が要求される。

 

展示されている作品の中には、雛人形や船橋ゆかりの「ばか面」の人形も展示されている。

「今までに見たことがない人形で驚きました。和紙の質感によって温かみを感じます」と来場した60代女性。

 

展覧会は同ギャラリー第1展示室にて今月12日まで。開場時間は10時~17時、最終日は16時まで。観覧無料。

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