2015年04月03日 配信

4/3(金)船橋市東消防署で署長感謝状贈呈式

日頃の近所付き合いからの連携プレーで人命救助へ
 

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 船橋市東消防署(船橋市習志野台3-18-23、TEL 047-464-1515)で3月31日、芝山で発生した救急事案において、迅速な救命処置をおこなった中台健志郎さん(28)と庄司孝憲さん(71)に東船橋消防署長から感謝状がおくられた。

 

 2月9日9時5分頃、芝山3-29先路上で通勤途中の中台さんの目の前で突然、44歳の男性が顔面から倒れ、意識不明に陥った。

 中台さんは駆け寄りながら携帯電話で119番通報し、救急車を要請。AEDの講習は10年前に自動車免許取得の際受けただけだった中台さん。電話先の救急隊員より救命方法の指示を仰ぎ、指示通りに救命処置を実行。「助けなくては、という思いだけで、無我夢中でした」と中台さん。

 

同じ頃、買い物に行こうと付近を歩いていた庄司さんは、人だかりを見つけた。「これはただ事ではない」と思い駆け寄ったところ、中台さんが救命処置を行っている最中だった。救命講習は、会社員としての現役時代に数回、退職後も自治会で何度も受けていたが、実際の現場は初めてだった。

 

救命処置は複数名で連携して行うことを思い出し、とっさに中台さんのもとへ駆け寄り、交代を要請した。中台さんと庄司さんは同じ町内会で顔見知りだったこともあり、お互いに声を掛け合いながら、救急車の到着まで救命処置を行った。

現場に居合わせた女性がAEDを取りに近隣の小学校まで行ってくれたが、AED到着前に救急車(ドクターカー)が到着し、病院へ搬送された。

 

2人とも、救命処置はしたものの、その人が助かったかどうかわからなかったため、しばらくは「自分の行動は正しかったのかどうか」という思いだったという。

しかし3月1日に東船橋消防署より「倒れた男性は無事に退院した」という連絡が2人に入った。 

 

大慶山住宅自治の会長でもある庄司さんは、「今後、自治会でAEDの購入や講習会の実施を再度検討していきたい」と話す。「救命には勇気が必要です。勇気をもって救命処置を行った2人に感謝します」と東船橋消防署の齋藤文夫署長。

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MyFuna編集部

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