2015年03月10日 配信

3/10(火)船橋グランドホテルで認知症と詐欺についての講演

認知症患者のトラブル回避について学ぶ 

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 船橋グランドホテル(船橋市本町7-11-1)で2月25日、認知症患者のトラブル回避について医師を中心とした認知症の患者に関わる有資格者を対象に勉強会が開催された。

 2014年6月、道路交通法の1部が改正され、認知症やてんかん、精神疾患等を理由にして、「運転困難」と医師が判断した患者について、届け出を公安委員会に提出する事ができるようになった。改正後、2014年9月には日本医師会がガイドラインを発表。それを受け船橋市医師会でも、認知症患者のトラブル回避を学ぶため、様々なケースに当てはめた場合の勉強会を開催している。

 
 認知症患者は詐欺被害、また高速道路の逆走など、その他トラブルに巻き込まれることも多い。船橋市内でも65歳以上の交通事故発生件数は平成24年371件、平成25年381件、平成26年377件という報告が出ている。その中には認知症の疑いがある事例も含まれることもあり、注意が必要だ。

  また、最近高齢者が運転する車が高速道路を逆走し、事故に至るケースが全国で相次いでいる。2011年~2013年の交通事故又は車両確保に至った逆走事案は541件発生しており、その中でも認知症の疑いや飲酒運転によるものが4割を越え、68%が65歳以上の高齢者ということが東日本高速道路株式会社他を始め、全国の高速道路会社5社の発表によりわかった。(2014年9月)

 

 この日の講師は、やすまクリニックの安間芳秀院長が「認知症と詐欺について」をテーマに講演。次に、船橋市立医療センターの唐澤秀治副院長が振り込め詐欺の被害が一番多いのは3月というデータをもとに同センターのメモリークリニックを受診した757人を対象に、詐欺被害に合った件数を健常者と認知症患者で比較すると、7.6倍という結果を紹介した。

 

 運転するためには、認知・予測・判断・操作のスキルが求められる。認知症の症状にもよるが、認知症の人はこの4つのスキルが欠落することが多い。例えば、高速道路のインターチェンジなどに入ると、空間を認知し、状況を判断することが難しいため、入口と出口を勘違いし、逆走してしまうことも。実際、インターチェンジやジャンクションからの逆走は60%を越える。しかし、免許更新時には認知症の詳しい検査を行っていないため、認知症の人が免許を更新するケースは多く、社会的課題となっている。

 

 運転が危険と判断した場合はガイドラインに従い、公安委員会へ届出を行い、場合によっては免許の取り消しとなることも。「運転が生活にかかせないことも多く、危ないからといって免許を取り上げると買い物や仕事ができない人もいます。その人の生活をしっかり把握し、解決策を個別に考える必要があります」と山本伸一院長。

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