2015年02月25日 配信

2/25(水)徳洲会病院でケアマネジャー対象の勉強会

人生最後の終末期ケアの支援を学ぶ

150219tokusyu1.JPG   
   

 千葉徳洲会病院(船橋市高根台2-11-1 TEL 047-466-7111)で2月19日、人生最後の終末期ケアの支援を学ぶ勉強会が開催され東部地区のケアマネジャーを中心に50人以上が参加した。

 利用者が亡くなった後、「もっとこうすればよかった」など、精神的に悩んでしまうケアマネジャーも多いことから、今回は「終末期の利用者様をケアマネジャーが安心して支援していくために」をテーマに行われた。

 今後、在宅で終末期を迎える高齢者が増えることを想定し、その対応策を考えるとともに、市民によりよいサービスの提供を行えるよう、知識・技術の向上をはかることが目的だ。講師は千葉徳洲会病院緩和ケア病棟の看護師長伊東理砂さんが務めた。

 「終末期のケア(支援)」とは、終末期の患者に対して延命処置を行わず、身体的苦痛や精神的苦痛を緩和・軽減することによって、医療的処置(緩和医療)に加え、精神的側面を重視した総合的なケアを指す。

 「初めて死に直面するケアマネジャーも少なくありません。死に直面することに対する心構えをすることで、こころの病になることを回避することもできます」と伊東さん。同勉強会では、終末期の具体的な事例を基に、終末期ケア(支援)と終末期を迎える利用者とその家族の気持ちを考えるためのグループワークも行った。

 また、「自分が余命3ヶ月と宣告されたらどうしますか?」という問いについて、自宅で考えてくるという課題も提案された。「自分の死に向き合うことは生きることに向き合うことです。生きる意味について考えることは利用者さんの終末期ケアを考えることにつながります」とも。

 参加した40代のケアマネジャーは、「さっそく、自分の死について考えてみたいと思う。そして、終末期のケアをより良いものにしたいと思います」と話した。

150219tokusyu2.JPG 150219tokusyu3.JPG
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード