2/17(火)高齢者施設ここち東船橋で医療公開講座を開催
毎日8000歩が健康寿命を延ばす秘訣
高齢者施設ここち東船橋(船橋市中野木1-6-1 TEL0120-17-1165)で2月15日、医療公開講座「寝たきりにならないための予防と対策」が開催され、50人以上が参加した。
講師は板倉病院(本町2-10-1)整形外科の鈴木伸之副院長。社会保障を支える若者と高齢者の人口の割合が、2012年では3人の若者が1人の高齢者を支えているが、2050年には若者1人で高齢者1人を支える社会が訪れることが予想されている。高齢者が増えることで介護サービスの需要も増加するが、2015年の時点で介護サービスを提供する人材が不足しているという現状もある。
今回のセミナーは将来、介護サービスの需要を減らすために、寝たきりにならいための予防を事前に実施することで、健康寿命を伸ばすことを目的として行われた。
寝たきりにならないためには①脳溢血にならない②骨折しない③認知症にならない。の3つが重要という事があげられ、「特に骨折をすることによって、身体機能が低下することによって、認知症や別の病気が進行することが多い。実際に、75才以上の要支援認定になる原因疾患として、骨折・関節疾患が1位という結果が出ている」と鈴木副院長。
また、骨折の予防としては①骨粗鬆症の予防と治療②転倒予防の体作り③居住空間のリスクを認識・改善の3つがあげられ、片足立ち、スクワットなどの転倒予防の体作りを実際に参加者全員で体験した。
参加者は平均70才にもかかわらず、ほとんど全員がしっかり体を動かすことができた。また、認知症の簡易チェックも同時に実施。認知症の疑いがある市民はほとんどいなかった。
「去年まで自転車に乗っていたのでまだまだ元気。体がなまらないように体操をやってみたい」と東船橋在住の85才女性。
高齢者の3大骨折は①大腿骨頸部骨折②腰椎圧迫骨折③肩関節骨折・手関節骨折だ。「骨折の部位や身体機能の状態によりますが、手術適応で手術によりリハビリまでの時間が短縮できる場合はできるだけ手術をして、健康寿命を延ばすことが大切です」と、鈴木伸之副院長。
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