2015年02月03日 配信

2/3(火)夏見台幼稚園で恒例の節分イベント

夏見の鬼から来援予告、園児たちの憂鬱な節分

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 夏見台幼稚園(船橋市夏見台2-16-1)で23日、毎年恒例となっている節分にちなんだ豆まきイベントが行われた。

 

 同園では毎年節分に合わせて職員が鬼に扮し、園児が泣いてしまうほどの本気の豆まきが行われる。同園の豆まきでは今年鬼を担当する職員が誰なのか、園長すら知らないトップシークレットとなっている。

 

 当日の朝、子どもたちが登園するよりも早い時間に壁面緑地に住む「夏見の山にすむ鬼」からのメッセージが園庭に掲げられる。「おれたちはなつみの山にすむおにだ あとでいくからな」と、不気味なメッセージとともに赤、青、緑の手形が押され、鬼が3匹でやってくることを暗にほのめかす。鬼からのメッセージは、園児にもわかりやすいように平仮名で書かれている。

 

 登場時には、園内放送を使用して太鼓の音を響かせる。園児たちが突然の大きな音で驚くと、園に隣接する壁面緑地から全身タイツ姿の鬼が登場する。この時点で既に2割程度の子どもたちが泣いている。やってきたのは、赤鬼、青鬼、緑鬼の3匹。

 外部からの侵入者がやってきたというのに、園の職員はなぜか正門を開け放ち鬼たちをむかい入れてしまう。正門のセキュリティーを難なく突破した鬼たちは、恐怖に震える子どもたちに駆け寄る。

 

 園児が持つ唯一の武器は、工作の時間に思い思いに制作した可愛らしい「豆入れ」に入るだけの豆。必死に豆を投げつけるが、全くひるまずに近寄ってくる鬼もいる。年長園児が年少園児を守りながら、必死に豆を投げ続けると鬼が怯み徐々に引き下がっていく。園庭から完全に鬼が逃げていくと、園児から勝どきがあがった。

 鬼が去った後園舎屋上から天女に扮した職員が花吹雪を降らせる。園児は、役目を終えた豆入れに花びらを集める。花びらの中には見つけると幸せになる「福の神」が紛れ込んでいて、園児らは必死になってこれを探す。「これはお父さんにあげて、これはお母さんにあげるの」と、福の神を見付け笑顔の園児。

 「鬼という理不尽そのものの存在に子どもたちが立ち向かっていく様が、実社会で生き抜いていく逞しさにつながる」と、鳥居徹也園長。「最後に登場する天女が福の神を与えることで子どもたちは笑顔になってこれからも頑張ろうと誓ってくれるのです」とも。

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MyFuna編集部

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