2014年12月24日 配信

12/24(水)「つるや伊藤」が絵手拭いを船橋市に寄贈

市内の名所・文化をモチーフに

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 創業160年を迎えた染物屋「つるや伊藤」(船橋市本町4-31-25 TEL047-4224-2277)の五代目店主伊藤吉之助さん(71)が、額装した「染め絵手拭」を船橋市に贈呈するため12月18日、松戸徹船橋市長を表敬訪問した。

 同店は、船橋市内で1854年(安政元年)から続く染物屋。萬(よろず)染め物、織物、和服全般、お祭り用品の旗やのれんなどのデザインや染色作業をはじめ、緞帳や諸幕の舞台設備の設計・制作・施行、美術工芸や室内装飾などと幅広い営業している。

 今回寄贈したのは、平成22年ゆめ半島千葉国体・全国障害者スポーツ大会開催記念に制作された「チーバくん・手拭い豆本」、下総中山の観光推進のため平成24年に制作された本畳手拭い「大本山中山法華経寺」、手拭い地図帳「中山参道商店会と中山商店会」、平成26年オーデンセ姉妹都市25周年記念・花と緑のフェアを契機に制作された「ふなばしアンデルセン公園 花と緑のてぬぐい」2種の計5本を額に入れたもの。

 この5面の手拭いは、アンデルセン公園子ども美術館名誉館長であり、さざんかさっちゃんの銅像なども手がけた市内在住の漫画家牧野圭一さんがデザインや下絵などを担当している。

 伊藤さんと牧野さんは26才の時に青年会議所で出会い、45年来の付き合いだという。記念で制作する手拭いのデザインや下絵など、たびたび牧野さんに依頼している。「地元に対する思いが、お互いの琴線にふれるところがあった」と話す伊藤さん。

 船橋市内の文化や景観を手拭いという形でアピールしている伊藤さんは「身近に色々な文化があるんだということを沢山の人に知って欲しい。そして日本が誇る染色文化を正しく伝えていきたい」と力強く話した。

 松戸徹船橋市長は、「頂いた手拭いは市民の皆様が見やすいところに展示します。モチーフにあわせた手拭いなので色々な場所で活用していきたい」と話した。

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MyFuna編集部

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