心肺蘇生や転落者救助を行った市民へ
船橋市中央消防署(船橋市湊町2-6-10)で7月3日、船橋市内で人命救助を行った市民2人への感謝状贈呈式が行われた。
感謝状が贈呈されたのは、大地を守る会勤務の重松学さん(38)と、東京メトロ大手町駅勤務で船橋市消防団団員でもある彦坂哲範さん(22)の2人。共に船橋市在住だ。
重松さんは、 6月1日11時20分頃 、趣味のサーフィンに出掛けるところ、国道14号線郵便局近くで(船橋市本町2-17)仰向けに倒れている60代女性を発見。突然心配停止状態となった女性に対しいち早く胸骨圧迫を施し救急隊へ引き継いだ。なお女性は病院に搬送されたあと、約半月後に退院した。
当時を振り返り重松さんは、「その日は猛暑日、倒れている女性と日傘が落ちているのを発見し思わず体が動いた。感謝状の連絡を受け、命が助かったのだと知りホッとした。こんな立派なものを頂けて本当に嬉しい」と安堵の表情で話した。
彦坂さんは、6月13日(金)21時40分ごろ、帰社する途中に西船橋駅2番ホーム(船橋市西船4-27-7)で線路上に転落した60代の男性をいち早く発見。ホーム上へ引き揚げると共に119番通報を行い、救急隊到着までの間、負傷者を観察し救急隊へ引き継いだ。
彦坂さんは、「女性の悲鳴で気づいた。非常用緊急ボタンを押したが係員の到着が遅く感じたのでホームに下り、サラリーマンの男性と共に男性を引きあげた」と話した。
引きあげた後、意識の確認、起動確保を施し、自発呼吸に変わったところまで見届けたという。感謝状に対して、「鉄道会社や消防団で訓練したことをすぐさま対応したまで。感謝状はとても光栄に思う」と話す。
「危険を省みず人命救助をしたお二人に敬意を表する」と、船橋市中央消防署大田光雄署長。
(鷲野)
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