3/21（土）西船橋子どもミュージカルが15周年記念公演

10周年記念のリメイク版「新魔女バンバ」を演じる

　児童劇団の「西船橋子どもミュージカル」が3月21日、船橋市民文化ホールで15周年記念となる定期公演「新魔女バンバ」を行った。

　同ミュージカルの定期公演は、毎年この時期に開催しており、今回で15周年の節目となる公演だった。同ミュージカルは、全国23か所で同様の組織を展開している「児童劇団大きな夢」の中でも最初に立ち上がった組織。

　前回は、10周年の時に記念公演を実施。当時の演目は「魔女バンバ」だったとう。今回の15周年記念公演ではリメイクした「新魔女バンバ」を演じた。

　ストーリーは、人の心の闇に付け入る魔女のバンバが、村の子どもたちの弱い心の部分に取り入って、呪いをかける事で全員まとめて魔女化してしまおうと計画。村に越してきた幼い姉妹が天使のポポロと出会い、心の中に希望の火を灯すこと、笑顔で歌う事を武器に魔女の手から村の子どもたちを守り抜き、ともに戦うという設定。

　子どもたちが魔女の巨大な魔法にもめげず懸命に闘う様や、自分の心で感じた正しいことを行えない葛藤の様子などをミュージカルで表現している作品。

　全てのスタッフが登場したグランドフィナーレでは、ホール全体に演者が散らばり歌とダンスで客席も巻き込みながら盛り上げる演出も行われた。

　この日行われた2回の公演いずれも満席だった。この日の公演は節目の後援だったこともあり、同劇団の代表で演出も担当した青砥洋さんが、舞台挨拶で「おかげさまで15周年を迎えました。劇団では子どもたちがミュージカルを作ってゆく過程を通じて情操教育につなげてゆこうという趣旨」と、思いを語った。また、「子どもたちの中にはプロで活躍している子どもたちやこれからプロを目指そうという子もいる」と卒業生についてもふれた。

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