2014年03月13日 配信

3/13(木)飛ノ台史跡公園博物館で海神中学校との合同展

日本の美を今に活かした作品を展示

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 飛ノ台史跡公園博物館(船橋市海神4-27-2 TEL047-495-1325)で3月11日から4月8日まで、飛ノ台史跡公園博物館と海神中学校との合同展「日本の美を今に活かした作品展」が開催されている。

 海神中学校と隣接している飛ノ台史跡公園博物館は、飛ノ台貝塚という縄文遺跡の中に併設されている。3年前から同中学校と博物館は、博物館収蔵資料を用いた美術科の授業を連携して行ってきた。

 生徒たちは縄文土器を鑑賞しスケッチや拓本に取り組み、そこから発展させてゆき日本の美を考え、自らの作品の中にこれを取り入れ作品を制作。
 今回の作品展では、1年生は日本の美を取り入れた焼き物の器、2年生は土器の破片で型を造り伝統色で染めた布(型染めの布)、そして、3年生は土器の拓本を今に活かしたボックスアートに挑戦した。

 作品展では、連携授業開始から初めての全学年の展示で、総数507点の大規模な作品展となっている。鏡で作品の裏をみせ、作品の中の明かりで壁を照らしたり、作品を振って土鈴の音を聴かすなど、展示にも工夫を凝らしている。3月16日(日)、21日(祝・金)、29日(土)、4月6日(日)の4日間、14時から、型染めのティーシャツを着た中学美術部員による展示解説も行われる。

 生徒たちを指導した美術科の石原輝代先生は「縄文土器の美しさが生徒達の感覚の中に響きあい、新しい表現となって生まれています。作品を通して生徒一人一人の感覚をみていただけたらと思います」と語った。

 また、学芸員の栗原薫子さんは「これが中学生の作品かと驚かされます。大陸と隔てられた後、熟成した、日本文化の原点である縄文の文化を感じてほしいです」とも。

 
 開館時間は、9時から17時(入館は16時30分まで)。月曜日休館。

(大野)

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MyFuna編集部

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