2014年02月28日 配信

2/28(金)船橋アリーナに雛段飾り20セット展示

住民から寄付された明治時代のひな壇も

hina3.JPG  
   

 船橋アリーナ(船橋市習志野台7-5-1 TEL047-461-5611)1階のエントランスホールで2月27日から3月5日まで、ひな壇飾りを多数展示する「ひなまつり」が開催中だ。

 今回で6回目になる「ひなまつり」の主催者は、美容室MA-VIE(マーヴィ)(船橋市高根台6-23-22 TEL047-462-7587)の對馬陽子さん(72)。ひな壇飾りはすべて地域住民からの寄付で、今回は20セットを展示。

 對馬さんの自宅では40セットのひな壇飾りがあり、その中でも選りすぐりを出しているという。明治時代に作られたおひな様や、島根県出雲市から寄付された、お城の中にお内裏様とおひな様が収まる「御殿飾りびな」、8段飾りのおひな様など珍しいものもあり、毎回多くの来場者が訪れ足を止める。

 初回は、当時對馬さんが会長を務めていた東町中央通り商店会での商店会活性化の一環としてはじめた「ひなまつり」。その際に自宅で眠るひな壇飾りの提供を地域新聞で呼びかけたところ問い合わせが殺到し、今では40セットものひな壇飾りが揃っている。

 開催は商店会の空き店舗を利用して行われたが、今では對馬さんが全てのひな壇飾りを管理保管することに。賛同者や寄付した人に声をかけ、協力を得ながら「ひなまつり」を毎年開催している。今回は船橋市へ「もっと多くの人に歴史ある雛飾りを見てもらいたい」という思いを伝え、アリーナでの開催に至った。

 今でも「寄付をしたい」と遠方からも相談が寄せられるという。また、元の持ち主の許可を得て、寄付されたひな飾りは老人ホームなどの福祉施設へ譲ったり、日本文化を紹介する文化交流としてコスタリカへ送る事も。「ただしまっておくだけではもったいないくらい素晴らしいおひな様たちを、多くの人の目に見てもらう為、お嫁入りさています」と語る對馬さん。

 観覧時間は9時~17時。入場料無料。

(大西)

hina4.jpg hina5.JPG
hina1.JPG hina2.JPG

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード