2014年02月02日 配信

2/2(日)身体障害者福祉作業所「太陽」創立20周年記念イベント
市役所ロビーで福祉作業所「太陽」の作品展

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 船橋市役所(船橋市湊町2-10-25 TEL047-436-2111)1階ロビーで2月3日から2月7日まで、船橋市身体障害者福祉作業所「太陽」(船橋市二和西5-7-17 TEL047-449-6993)利用者による作品や諸活動の資料を掲示する、創立20周年記念イベントが行われる。

 「太陽」の前身、身体障害者福祉センターの「機能回復訓練室」は、昭和60年4月に浜町公民館の一室からスタート。旧二和公民館跡に一時移ったが、平成5年10月に現地に新施設が完成、同時期に施設名も「船橋市身体障害者福祉作業所太陽」となった。

 全国的にみても数少ない市直営の身体障害者の「福祉作業所」として運営してきたが、平成22年6月より、障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律による「生活介護事業所」として、地域に開かれた施設を目指し諸活動を展開。

 その一環として、障害者への理解や共生感を深めるため、地域住民に向けて20周年を記念した展示イベントを行う事になった。

 施設の利用者は現在46人。肢体不自由者を受け入れる同施設の利用者は、精神発達遅滞を併せ持つ重度障害者が多い。施設スタッフによる手厚い介助のもと活動を行い、個人の障害に合わせて、意志を尊重し身体能力の維持をメーンに取り組んでいる。

 開催予定の記念イベントでは、利用者による作品や活動の様子のパネル展示などを予定。制作には工程を何段階かに分け、利用者はそれぞれができる作業を受け持つ形で、スタッフの介助を受けながら進めてきた。

 ランチョンマットやコースター、木工作品にステンシルで作画を行なったり、紙漉きによる箸ふくろの作成、習字をするなどさまざまな作品が完成した。

 15年前、夏祭りのお化け屋敷で使う「南無妙法蓮華経」の文字を書いてみないかと施設のスタッフに誘われた事がきっかけで書を始めたという利用者の川嶋徳人さん(40才)は、カレンダーに1枚1枚習字を書き入れる作品を展示。

 左足で筆を持ち、巧みに筆さばきをする姿は真剣で、川嶋さんは「習字を書き始めてもう15年になるが、とても楽しい時間だ」と語る。カレンダーに字を書き始めては12年になり、「馬に始まり馬に至ってます」と時の流れを懐かしんだ。

 入場無料。展示時間は、8時45分~17時15分までで市役所に準ず。

(大西)

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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