創業以来20年の安住の地を離れて
有機栽培や自然食、天然由来成分の商品などを集めた自然食品の店「モモ」(船橋市本町4-43-15 TEL047-422-5705)が移転の為、1月末で閉店する。
店名は、ミヒャエル・エンデ作の「モモ」からとったという同店、元々は隣接する店舗でカレー専門店「モモ」として20年ほど前に創業した。カウンターメーンの店舗で「お客さんの話を聴き上手になって聴けるように」との思いから名付けられたのだという。
その後、自然食とカレーの店として5年ほど前まで営業を続けてきたが、現在のような自然食品メーンの店へと業態変更した。
オーナーの秋本弘幸さん(44)は13年前、東金の自然食宅配会社勤務時代に安全な食品の提供という仕事に興味を持ち、「生涯の仕事にしたい」と考えるようになった。前職で農家が農産物にかける思いを知った秋本さんは、「自分の手で安全に作った野菜を販売して消費者にととどけたい」という夢の実現に向かって次の展開を模索している。
同店に並ぶ300種を超える商品は、前職時代に知ったメーカーから仕入れたもの。秋本さんが、商品の由来や流通経路などに納得のいった品だけを並べるようにしている。
店頭に並ぶのは多くの料理人から選ばれていることで知られる「千鳥酢」やみりんなどの調味料から、昔ながらの製法で作った葛湯、むぎこがし、黒棒などの菓子、利尻昆布からつくった白髪染め、石油由来の成分を使用していない石鹸やシャンプー、有機栽培で製造された茶葉など多岐にわたる。
営業時間は、10時~18時(閉店準備の為多少の前後有)。日祝定休(閉店準備の為、不定休)。
尚、同店が創業の地である本町から離れ店舗開設を予定しているのは、前原団地内の店舗兼住宅の物件。1階でワンプレートランチや有機栽培のコーヒーなどを提供するカフェを営業し、料理教室やベビーマッサージなどのワークショップとコラボする予定だ。
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