遮るもののない水平線上に初日の出
市内のNPO団体「ベイプランアソシエイツ」(代表理事=大野一敏さん)が1月1日、「初日の出」見学を目的とした「サンライズクルーズ」を実施、60人が参加し新年の訪れを祝った。
「ベイプランアソシエイツ」は、海を愛する市民が集まり設立された市民団体。市民に「海辺の環境」を体験させるため、2ヶ月に一度の頻度で生のジャズバンドを同乗させた「サンセットクルーズ」や、年末年始の「サンセットクルーズ」、「サンライズクルーズ」を実施。これらを通じて船橋の海辺を紹介している。
また、東京湾で獲れた魚介を味わってもらおうと「魚のさばき方教室」を実施したり、関連する団体が船橋漁港で毎月行われている「漁港の朝市」に参加したり、渋滞の無い新しい交通手段の提案として海老川で「シーバス」の実証実験を行ったことなどでも知られている。
この日の「サンライズクルーズ」には60人が参加。朝6時過ぎに船橋漁港を出港。東京湾内の幕張沖で6時46分予定時刻通りに初日の出が水平線からあがると拍手が沸き起こった。
船橋漁港に戻って、船橋産の「ホンビノス貝」から出汁をとった漁師汁「ふうかし」がふるまわれると参加者らは、船上で海風にさらされた体を中から温めた。
この日家族で訪れ、初参加だという市内飯山満在住の小川心太郎くん(11)は、「(日の出を近くに感じたので)指でつまんでみました」と漁師汁で体を温めながら語った。
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