2013年12月16日 配信

12/16(月)葛飾小学校で天文博士が特別授業「ふれあい天文学」
天文学者が解き明かす宇宙の神秘!

DSC_0073.JPG  
   

 葛飾小学校(船橋市印内1-2-1 TEL047-431-2722)で12月12日、国立天文台の井口聖教授が、4年生を対象に「ふれあい天文学」の授業を行った。

 

 「ふれあい天文学」とは国立天文台の事業で、子どもたちに天文学への興味をもってもらおうと、天文学者が全国の小・中学校に出向いて授業をするというもの。

 この日の3~4時間目、同小の体育館に4年生7クラス240人が集まり、井上さんの話に耳を傾けた。

 井口さんは国立天文台・総合研究大学院大学の教授で、銀河形成、ブラックホールや電波天文学を専門に研究している。今回の授業では「昔・ちょい昔・今・未来」にわけて、天動説と地動説についての話から始まり、ニュートンの万有引力の法則、アインシュタインの相対性理論などによる天文学の歴史を説明。

 またダークマター、ダークエナジー、ブラックホールの話には子どもたちの目つきも変わり、現在チリ共和国に建設されている巨大電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」が解き明かす宇宙のミステリーについての話になると、一層目が輝き、食い入るように聴く姿が見られた。

 井口さんの話が終わると質問の時間。多くの児童が一斉に手を挙げ、「星の寿命は?」「地球がなくなってしまうことはありますか?」「ブラックホールはどうやって作られたのですか?」「地球はどうやってできたのですか?」「人間は火星に住めますか?」「ブラックホールはどのくらいの大きさなんですか?」と、たくさんの質問が。その一つひとつに、井口さんは丁寧に答えた。

 
 先生からも「地球に変わる、人間が生きていける星を探しているのですか?」と質問があり、「ケプラー衛星により人間が住める星『第二の地球探し』は本格的に行われている」と井口さん。

 また「光より早い乗り物の研究はあるのか?」との質問には、「光より早い乗り物の研究の意義が果たしてあるのか、またコストがかかりすぎるんですよ」と苦笑い。「UFOは存在すると思いますか?」との質問には「宇宙人はいると思っています。宇宙人もわたしたちに信号を送っていると考えている学者は、宇宙人探しを日々行っています」と応じた。

 井口さんの話に、「ブラックホールのでき方がわかってよかった」「宇宙の研究はすごいなと思った」と児童が感想を語った。

(大西)

DSC_0076.JPG DSC_0114.JPG
DSC_0138.JPG DSC_0145.JPG

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード