2013年09月29日 配信

9/29(日)船橋の飲食店に「減塩食」のメニュー

ダシや香り、酸味を使った減塩メニュー

IMG_1010suishin.jpgのサムネール画像  
   

 船橋市内で開業している医師や社会福祉施設の職員らで結成されている「船橋市地域福祉・介護・医療推進機構」が9月29日、「減塩食シンポジウム」を地中海レストランSEASONS(船橋市本町4-1-15)で開催した。

 「減塩食シンポジウム」は、減塩の工夫をテーマにした管理栄養士の講演と、医師による減塩食や減塩の必要性をテーマにした講演、その両者が監修した「減塩食」の試食がセットになっている。

 参加したのは、40代~70代の男女33人。日頃から塩分やカロリーを心がけて食事をとっている意識の高い市民が多かった。この日のメニューは、前菜、メーン、ごはん、デザートの4皿。それぞれが、塩コショウなどの調味料をほとんど使わずダシや香辛料を使用するなど工夫して作られた料理。

 前菜は、「ラタトゥイユ(野菜のトマト煮込み)」で塩分を控えめに使用する代わりにレモンを使用して香りや酸味で味付けをしている。

 メーンは、「鶏もも肉のハニーマスタード焼き」と「きのこのマリネ」。オリーブオイルを使用してカロリーを抑えるとともに「こげ」を活用して香ばしさで勝負する。

 ごはんは、枝豆のだしを使用した「枝豆ごはん」。かつおだしと枝豆の茹で汁を活用している。

 デザートは、ほのかに大豆の甘味を感じることができる「豆乳プリン」。ココナッツミルクとラズベリーソースで味付けをしている。コースで食事した場合の総カロリーは、694キロカロリーで塩分は2グラムちょうど。

 同機構によると、「理想的な塩分摂取は1日6グラム程度。1食あたり2グラムが最適。少なすぎてもいけない」という。「塩分(=ナトリウム)は、体を生成している成分の一つで体液を交換するために必要な電解質」とも。

 主催の船橋地域福祉・介護・医療推進機構の元代表理事高木恒雄さんは、「呉の街では8店舗で始めた同様の取り組みが街全体に波及しており、街ぐるみで健康食について考え実践している」と語った。今後、同機構でも市内の飲食店で同様の取り組みに興味のある店舗を集め講演会などを実施し減塩食や低カロリー食メニューを提供する店を増やしてゆく予定。

 この日参加した男性は、「自炊の際に塩分に気を使っているつもりだが、細かい分量が分かるのはありがたい」と語った。また、「作り方や塩の使用を相談に乗ってくれるのも助かる」と語った。

 別の女性は、「病院食と同じような塩分なのにおいしい。一般の飲食店でも今回のような減塩や低カロリーのメニューを用意してほしい」と語った。

 今後、SEASONSを運営する快美インターナショナルでは、「他店舗でも低カロリーや減塩食を展開してゆくことも視野に入れている」とのこと。また、次回の「低カロリー食」に関するシンポジウムは、10月27日に同店で開催。チケットは33人限定で現在も予約受付中。問い合わせは、047-495-9559。

   
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↑前菜のラタトウィユ ↑枝豆ごはん
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↑鶏もも肉のハニーマスタード焼きときのこのマリネ ↑豆乳プリン
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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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