チケット1枚でお試し飲食、街中には大道芸も
船橋駅(船橋市本町7-1-1)から徒歩15分圏内の飲食店舗など59店舗が協力して食べ歩きイベント「ふなばシル」を9月23日開催する。
「ふなばシル」は、前売りで4枚つづり2900円(100円は東北復興の支援金として寄付)のチケットを購入し、イベント開催日に参加店舗でチケットと引き換えに各店自慢の1品料理と1ドリンクの提供を受けられるというもので、数年前から流行しはじめ、現在は全国各地でまちづくりに関心のある自治体などが主催している。
チケットと引き換えに提供されるメニューは、参加店が「これを食べてもらえば店がよくわかってもらえる。一番来店客に勧めたい」フードメニューと、ドリンクメニュー。日本酒にこだわりのある店であればとっておきの日本酒とそれに合わせたつまみを提供する。各店のこだわりと店内の雰囲気を両方味わえるのがこの企画の特徴だ。
6回目の開催とあって参加店側の意欲も高く「普段提供しない、この日だけの特別メニューを提供する」という店舗や、「自分達もお客さん以上に、この日を楽しみにしている」という個人店オーナーも。開催時間は、11時~24時。開催時間内で各店が都合の良い時間帯に参加、特別メニューの提供を行う。
同イベントは今回6回目。2010年9月26日の初開催以降、年1回のペースで開催、2012年5月の開催から年2回ペースの開催となった。各回とも食べ歩きイベントをメーンに駅前に特設ステージを設営、ライブイベントも同時開催してきた。
「柏駅周辺の食べ歩き『ユルベルト』に参加してとても楽しかった。自分の街でもこういったイベントを開催したいと思った」と、実行委員長の山崎健太朗さん(37)は、開催の動機を語った。
同企画の優れた点について、「たまたま店内で居合わせた人とでも『どこどこの店でこんなものが出たよ』とイベント参加者同士でのコミュニケーションがとりやすい」「敷居が高そうな店や常連ばかりの個人店でも気軽に入れる」と、山崎さん。「街をPRするために欠かせない要素がいくつも詰め込まれている」とも。
前回の開催では、約800部のチケットを販売出来たという。今回の販売目標を、1200部として集客人数の目標を3000人と見込む。チケットは、参加各店の店頭で購入可能。また、公式ホームページから事前予約するとイベント当日に参加店舗の船橋グランドホテルロビーで前売り金額での引き換えが可能になる。
また、今回からの新しい取り組みとして、「軒先ライブ」企画も同時に進行する。駅前でライブを行っているミュージシャンなどのパフォーマーに加え、商店の軒先を間借りしたパフォーマンスも差し込むことで、より街中を楽しみながら回遊できるように意図している。
尚、このイベントで集まった支援金は、宮城県石巻市牡鹿半島で震災から復興に向けて努力を続ける「大漁プロジェクト」に寄付する予定だ。
問合せは、ふなばシル実行委員会047-421-1777(フィット)。
ふなばシル公式ホームページ http://funabashiru.com/
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください
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