9/19（木）船橋のなしを使った「梨ケーキ」

しっとり生地のマドレーヌ風で女性客に人気

　船橋駅北口の路地裏に店を構える「和食－場－冠」（船橋市本町5-3-11　TEL047-460-8808）で8月から販売を始めた「梨ケーキ」がふなっしーファンの女性客を中心に口コミで広がっている。

　「梨ケーキ」は、添えられたミント以外のものはすべて同店での手作り。マドレーヌ風のしっとりとした生地に、梨をざく切りにした「キューブ梨」が混ぜ込まれておりシャリシャリとした梨ならではの食感が再現されている。価格は500円。

　和食を看板に掲げる同店だが、7月末からはじまった「ふなっしーのありのみくす」を通じて、「船橋のなしのおいしさを知りました。たくさんの人に味わってもらいたい」とレシピを開発、8月初旬から実際の販売に踏み切った。

　同店で仕込みをした梨ジャムと、手作りの生クリームが添えられており、一緒に口に運ぶことで味の変化が楽しめる。梨ジャムと食べると、よりジューシーで芳醇（ほうじゅん）な梨の風味を感じられるようになっており、生クリームと合わせることで梨の甘さが際立つようになっている。また、セミドライとドライのちょうど中間で梨のうまみを凝縮している「ドライ梨」もケーキの上にのっている。

　ケーキは、1回の仕込みで直径20センチのホール1個分を製造。1ホールあたり400～500グラムの梨を使用している。生地に混ぜ込んでいる梨のコンポートは、砂糖を使用せずグラニュー糖を使って、素材の甘味を引き立たせている。「キューブ梨」の食感に、コンポートの風味でケーキ1個が様々な角度から梨を紹介する。

　このほかにも、同店では今季赤・白ワインと船橋のなしを使用しデザート仕立てにしたコンポート（450円）や、手作りジャムなど地元の梨を使用したメニューに力を入れている。

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