刈った米は学校給食の食材に
高根小学校(船橋市高根町2895)の全校参加の総合授業「米作り」の稲刈りが9月12日、同小学校南に借りている田んぼで行われた。
同小学校の米作り授業は今回で29回目。種籾まきから田植え、草取り、稲刈りまで、総合学習の一環で稲作の全工程を一通り体験する。これまで心を込めて育ててきた稲穂が立派に実りこの日、無事に収穫を迎えた。
収穫には、全校児童171人と父兄・保護者約30人、教職員15人に加え卒業生や保護者の農家からなる「米作り指導者」5人が参加した。
小学校で借りている田んぼは、約12アール(約1200平方メートル)。この日収穫したのは、千葉県産水稲新品種の「ふさのもち」。収穫の目標は、学校で豊作の目安としている480キロだという。昨年の収穫量は463キロで、これまでに最大の収穫量は521キロ、平成21年度の記録だという。
収穫した米は、50パーセントをバザーで販売。25パーセントを11月2日に同小学校で実施する「収穫祭」で使用する。残りの25パーセント分を学校給食で4月まで毎月2回の頻度で使用。「おこわ」や「ちまき」「赤飯」などのメニューとして提供される。
米作りの授業では、1年生と高学年がペアを組んで作業にあたる。高学年の児童が1年生に収穫の仕方や鎌の使い方などを手取り足取りしながらマンツーマンで教える。
この日、稲刈りに参加した1年生の野瀬千春さん(6)は、「(稲刈りは)はじめて。鎌を上手に使えてよかった」とコメント。ペアの三上夏輝さん(12)は「この授業がいつも楽しみ。友達と稲刈りするのが楽しい」と語った。千春さんの鎌さばきについては「上手に使えていた。初めてとは思えない」と笑顔を見せた。
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