2013年07月03日 配信

7/3(水)田喜野井の見付けにくいパン屋「ろーずまりー」

住宅街の真ん中に民家のような外見で

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 みどりの湯田喜野井店近くの閑静な住宅街の一角に新築一戸建てをパン工房としてひっそりとオープンさせた「ろーずまりー」(船橋市田喜野井3-5-1 TEL047-404-3745)が、6月2日の開店から丸1ヶ月をむかえた。

 同店は、障害者自立支援法における「就労継続支援事業B型」に認定されている作業所で、NPO法人のしーどが経営する。新築の一戸建てをそのままパン工房としてオープンさせており、キッチンスペースにパン焼き釜を設置し、作業などはここで行っている。8畳ほどの洋室は店舗スペースとして商品の陳列に活用している。もちろん店舗はバリアフリー対応になっている。

 パンは、大手のパン製造会社から技術提供を受けており、成形された生地の納品を受けている。同店では生地を発酵させ、釜で焼くという過程を行っているが、こういった技術提携での作業所開設は県内でも初の事例だという。

 パンは常時10種類程度を店頭に並べるが、午前中のうちに完売してしまう事が多いという。コロネ、ウインナーロール、エッグロール、カレーパン、ホテルブレッド、メロンパンという6種類を定番メニューとして、4種類を日替わりメニューで提供する。

 

 近隣住民の安藤さん(71)は毎週2回以上は同店を利用するヘビーユーザー。「なにしろパンがふわふわで柔らかいのがいい」とお気に入りの理由を笑顔で語った。「金時豆パンがお気に入り。柔らかくて食べやすい」という。

 また、同店で仕込などの作業をしている利用者の黒岩純子さん(23)は、以前の職場では洋菓子つくりを2年ほど経験して同店オープンと同時に異動した。「お客さんの来店があるので接客も出来て楽しい」とも。

 同店の責任者で法人代表の金子和則さん(45)は「売れ行きが天候に大きく左右される。天気予報を見ながら翌日の準備を行っている」と1ヶ月間の営業で身に付けたノウハウを語った。「周囲に何もお店が無い住宅地なので、口コミで皆さんが来てくれます」とも。

 開店から1ヶ月を経て、現在のところ広報や告知はほとんど行っていないが、中学校や特別支援学校への納品などで売上のベースが立ちつつあるという。

 営業時間は、10時~16時。土日祝定休。

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MyFuna編集部

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