2013年03月05日 配信

3/5(火)三山中学校で被災地への思いを込めた合唱

「何か心に残る支援を」と生徒の思い形に

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 三山中学校(船橋市三山6-26-1 TEL047-479-3000)で5日、3年生を送る会の最後に全校生徒331人で被災地の気仙中学校(岩手県陸前高田市)生徒に向けたビデオメッセージの収録が行われた。

 三山中学校では、「心の教育」3本柱(あいさつ、合唱、ボランティア)という指針を大切にしながら震災後、気仙中学校との交流を続けてきた。

 きっかけとなったのは、平成23(2011)年6月に被災地の中学校におくった51通の「応援メッセージ」。同年8月に日頃市(ひころいち)中学校から「応援メッセージ」のお礼が、地震の様子や現在の状況などを伝える10枚の写真パネルとともに届いた。

 これを見た同校生徒会が「何か出来ないか」と日頃市中学校に問合せをしたところ「もっと大きな被害を受けているところがある」と、気仙中学校を紹介され、両校の交流が始まった。

 平成24(2012)年3月には、気仙中学校から要望のあったユニホックスティック・サッカーボール・バレーボール・バスケットボールなどの品々をベルマークで購入、全校生徒で撮影した応援メッセージのビデオレターとともに送った。

 すると、同年4月に気仙中学校から生徒会の復興宣言やオリジナルの合唱曲「空-ぼくらの第2章-」を全校生徒で歌っている様子が録画されたDVDが届いた。

 7月に「ともに生きる」をテーマにした全校集会の中でこの曲を紹介すると、同校生徒たちの中から「この曲を歌いたい」という機運が高まってきたという。生徒達は自らクラス単位や個人単位で歌を練習。

 収録本番のこの日までに全体での練習は4回のみ。収録直前に震災直後の東北地方の様子を生々しく伝える映像が流されると、体育館内の空気が緊張し、全校生徒が被災地への思いを共有した気持ちの乗った合唱が収録されるとほっとした空気が流れ、全校生徒が気仙中学校に向けて笑顔でふった。

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MyFuna編集部

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