2013年02月24日 配信

2/23(土)宮本小学校で特別授業「被災地の方々と交流を続けよう」

被災地視察の体験を礒野校長が語る

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 東日本大震災直後から交流のある福島県相馬市の飯豊小学校に、宮本小学校(船橋市宮本7-10-1 TEL047-422-6187)の礒野一男校長が視察訪問、その経験を同校児童に向けて語る特別授業「被災地の方々と交流を続けよう」が22日、同校体育館で行われた。

 講演会に参加したのは、同校の児童968人と講演内容に興味を持った保護者合わせて約1000人。同校と飯豊小学校が交流するきっかけとなったのは、震災直後に船橋市が学習支援バスの「キッズ号」を相馬市に寄贈した際に送った被災地への激励メッセージ。

 両校は、メッセージ授受後も交流を深め、宮本小からは保護者と同校教師の援助、児童らの募金活動を通じて「ミニハードル」「花の苗」「プランター」などを贈ってきた。震災からまもなく2年という事もあり礒野校長が、相馬市を直接訪問し、復興の様子と飯豊小学校の児童の生活環境ついて視察を行ってきた。その際の視察内容をスライドにまとめてこの日の講演資料として使用した。

 特別授業では、「東日本大震災の日に何をしていたのか?」「その直後からの生活の変化」について児童に質問し、2年前にどのような状況だったのか思い起させた。また、一般の市民が撮影した相馬市を襲った津波の映像を流し、実際に現地で起きた震災の甚大さに注意を向かせた。

 その上で、礒野さんが現地で体験してきたこと、聞いてきた話などを児童らにわかりやすく紹介し、今後の被災地支援について「自分達には何が出来て、何をすべきなのか」を考えさせた。

 この日の特別授業について「学校教育とは勉強して終わりではなく、個々に考え継続してゆけるものを教えてゆくことが大切」と、磯野さんはその意図を語った。「今日の授業で伝えたかった事が少しでも伝わってくれたら、子ども達や親が動くはず。小さな動きで地域が、日本が変わって来るのだと思います」とも。

 今後は、3月11日に向けて児童会を中心に「震災復興に対して何が出来るのか」をテーマに考えさせる授業を行ってゆく予定。今回の特別授業はその為の導入として開催されたという。

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MyFuna編集部

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