2013年02月03日 配信

2/3(日)三咲にオーダーシャツ専門「ヤマナカシャツ」

完全予約制のカウンセリングショールームを開設

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↑シャツつくりに使命感を持つ山中社長  

 三咲駅から北部に向かう通り沿いの三咲中通り商店会の中ほどにオーダーワイシャツ専門店の「ヤマナカシャツ」(船橋市二和東6-42-25)がカウンセリングショールームを開設、年末から稼働を開始した。

 同店を運営するヤマナカシャツは市川市に本社を置くオーダーワイシャツ専門店。近年は、インターネット通販をメーンに売上を伸ばし、右肩上がりの成長を続けている。社長の山中満さんは、「三咲はかつて有名な縫製地帯でした。日本有数の職人さんが現存している」と、三咲に出店した理由を語った。

 店舗は、約15坪。店舗改装はほとんど山中さんと、新規に採用したスタッフで行ったという。「自分の働く職場なので自分達で使いやすいものを作りたいじゃないですか」と山中さん。「女性の目線でこだわったお店つくりをしたかったんです」とも。

 同店は、完全予約制。採寸などを行う「カウンセリング」業務と「ショールーム」の役目を担っている。一番の売れ筋がイタリア製の生地で仕立てたワイシャツで1万5000円程度。国産生地でも8000円程度からという高級路線をとっている同社のオーダーシャツ。実店舗が出来たことで、常連客の中には群馬県や神奈川県から採寸のためにわざわざ同店を訪れることもあるという。

 「採寸で体に合ったシャツを作るだけでなく、胸に10センチの余裕を持たせたいとか腕に余裕を持たせたいといった個人の好みもヒアリングします」と山中さんは、カウンセリング業務の重要性を語る。

 シャツ産業の将来について、「バブル期には約2000件あったという国産生地の産元が現在は100件程度まで減っている。業界全体が縮小することで国内に腕の良い職人がいなくなってしまう」と予想する。「僕の使命は、職人の技術を次の世代に継承してゆくこと」と、仕事に対する熱い思いを語った。

 同店の開設に当たって3人若手の職人を採用した。「接客やデザインなども覚えてもらいながら職人の業を継承してゆく」と意気込みを語った。同社では、以前職人として働いていた、職人に興味のあるというスタッフの募集も行っている。

 営業時間は、平日が10時~17時。土日祝は13時~17時で完全予約制。問合せは、047-468-8517。

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↑ネット販売用の撮影機材やシャツ製造に必要な

 機材が並ぶ店内

↑パッと見ただけでは何の店かわからない外観

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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