2012年12月10日 配信

12/10(月)地域の絆でバザーを開催

豊富中バザー名物「味噌おでん」に秘伝レシピ

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 全校生徒118名の県北部に位置する豊富中学校(船橋市豊富町12 TEL047-457-2030)で8日、PTAが主導する恒例のバザーが行われた。

 豊富中学校は昭和22年創設、全校生徒118人。地域のつながりが残る同校では、「今でも地域住民の協力により多くの行事が行われている」と校長の松田さん。今回のバザーもその中の1つであり、保護者参観も同日に行われ、近隣からも多くの人が訪れるなどにぎわいをみせた。

 開始と直後に体育館に設置された各コーナーには商品購入を待つ列ができた。日用品、野菜や米、園芸植物などの販売コーナーや、手作りストラックアウトのゲームコーナーなども充実。わたあめ、ポップコーン、フランクフルト、歴代のPTA会長が作る焼きそばコーナーや、豚汁、カレー、味噌おでん、飲み物などにも多くの客が訪れた。特に味噌おでんは毎年好評で、同バザーの名物になっている。

 この地域では婦人部による味噌作りが盛んで、今年も農家から手作り味噌の差し入れがあり、豚汁と味噌おでんに使われた。数年前に考案されたレシピは、代々役員に受け継がれてきたという。「準備は大変だが、喜んでくれることが何より」と、同実行委員会の曾田さん。毎年訪れるという女性は「今年も味噌おでんを楽しみにしていました」と笑顔をみせた。

 同校のバザー内で使われる野菜はすべて地域からの寄付でまかなわれている。また、各ブースには必ず教職員が配置され、地域や生徒とのコミュニケーションに一役買っている。去年から「はたち募金」(被災者の子どもが20才になるまで支援する取り組み)も設置されている。

 松田さんは、「歴代のPTA会長からの差し入れや、役員以外の保護者の方や地域の方の協力などで開催されている。都市化により農地も減りましたが、昔ながらの深いつながりが残っているのも有難く心強いですね。豊富中のバザーは安くて美味しいと昔から有名なんですよ」と語る。

(吉野)

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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