2012年08月05日 配信

8/5(日)JA選果場から梨の初出荷

「糖度高く、実も大きめ」と生産者

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 船橋市内北部の梨農家が出荷するJA市川市の選果場(船橋市豊富668 TEL047-457-0023)から5日、今年最初の梨の出荷が行われた。

 この日出荷されたのは、10キロ箱で1,000ケース分の「幸水」。5月の降雹と台風の影響で全体の1~2割程度が傷付いたり、塩害による被害を受けた事で出荷数などが心配されていた今年の梨だが、「早い段階で実を落としておいたので、一つ一つの玉が例年よりも大き目のサイズ」と、JA担当者は顔をほころばせた。また「7月10日以降にほとんど降雨がなく、曇天も少なかったので今年の梨は例年以上に糖度が高いです」とも。

 3日(金)に、梨農家が集まって今年の梨について会合を行った際に、計測された糖度は「14.8」度。一般に幸水の糖度は13度程度が平均とされているという。

 

 この日は、選果場を利用する25農家が全員集合し、それぞれが出荷した梨を形や外見の美しさから「秀」「優」「良」の3種に選別し、サイズごとに選別し箱詰め作業を行った。この日、太田市場に出荷されたのは10キロ箱で1,000ケース。初出荷の為、箱数が少ないが、最盛期になると太田市場、築地市場、船橋市場の3箇所に出荷され、味の良さや糖度の高さなどから「船橋の梨」は贈答用として取引される事が多いという。昨年の出荷ケース数は、約7万ケース。

 また、選別の課程で実に傷が認められたり凹みがある、形がいびつなどの理由で贈答用に向かないと判断された「出荷規格外」の梨は、選果場で3キログラム程度が500円と比較的安価で手に入れる事ができる。

 味や品質に関しては出荷しているものと同程度のものが安く購入できるとあって、地域では「知る人ぞ知る」穴場スポットにもなっている。

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MyFuna編集部

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