2012年07月06日 配信

7/6(金)船橋の市民劇団が設立10周年の節目に日韓交流

ホームページの台本がきっかけで韓国遠征

gazou182.jpg  
   

 船橋市中央公民館(船橋市本町2-2-5)を中心に活動している市民劇団の「劇団十夢(とむ)」が、韓国の劇団からの招待を受け、韓日文化交流展で演技をするため8月26日、日本を発つ。

 劇団十夢は、今年で設立10周年を迎える節目の年。8月28日まで韓国・大学路で行われる「韓国文化交流展」に8月27日から9月2日までの期間で出演してほしいと、韓国の劇団「チョウンカンパニー」から招待を受けてたため実現した。劇団員達は、「良い記念になった」と素直な喜びを表している。

 きっかけとなったのは、同劇団がホームページに掲載している過去の台本。十夢広報の近藤広充さんによると、自由にダウンロードして使用できる様になっている台本「月は今日も僕を見ている」のストーリーに、韓国で劇団に所属していた李(リ)さんが興味を持ち同国内で演じた所、多くの反響があり今回チョウンカンパニーが「韓日文化交流展」で演じることとなった。

 「月は今日も僕を見ている」は、少しオカルト要素のはいったラブストーリーで、主人公の圭太(けいた)が、10日前に亡くした恋人・優香(ゆうか)の霊が何かを伝えるために起こす霊現象をしずめるため、霊媒師の麗樹(れいじゅ)に頼むという設定。しかし、実は詐欺師であったはずの麗樹だが、なぜか優香の霊だけはみえるのだ。麗樹は、突然の死別で別れを伝えることの出来なかった二人に共感し、二人が気持ちにけりをつけ別れるために力を貸すようになるというもの。

 演じる舞台が「韓日文化交流展」という事もあってか、十夢のメンバーが招待を受けオリジナルの台本を演じることとなった。滞在中の交通費・宿代・食事代などは韓国側の負担。十夢メンバーは、「一生に一度あるかないかの事。絶対に行かなければ!」と、とっさにモチベーションを上げたメンバーも、「1週間に渡る遠征なのでその間、仕事を休んででもいかなければなならない」と、同劇団では一時騒然となったという。

 8月26日に日本を出発し、27日から9月2日までの韓国公演に臨む。十夢からは、スタッフ・役者含めて6人が出国する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード