2012年06月16日 配信

6/16(土)新京成電鉄が高根木戸駅を夜間無人化

防犯カメラやインターフォン活用で隣接駅から管理

120615_154842takanekido.jpg  
   

 新京成電鉄(鎌ケ谷市くぬぎ山4-1-12 TEL047-389-1110)は、16日から高根木戸駅(船橋市習志野台1-1-3)の夜間無人化を開始する。

 高根木戸駅の一日の乗降客数は約8,000人(2010年度)。同鉄道全体として利用客の9割は、午前7時から午後22時の間に集中しており、同社としては複数回のシュミレーションを通じて「遠隔監視システムを導入する事で夜間、駅員の駐在がなくとも運行に支障をきたさずにすむ」と判断した。同駅にはイオン高根木戸店が隣接しており駅を中心とした周囲には住宅地が広がる。

 夜間無人化にあたって、(1)ホームや駅構内などを防犯カメラで遠隔監視(2)インターフォンなどを使用し問合せに応対(3)夜間に無人化されている場合でも多機能トイレを開放(4)身体障害者の利用が事前にわかる時には、職員を待機させておく。などの対応策が打ち出されている。

 「苦しい景況の中で利便性を保ちつつ、乗車運賃を現状維持してゆくためにはやむ終えない経営判断」と、同社広報課。

 同駅を普段同駅を利用するという市内松が丘在住の70代夫婦は「(夜間無人化を)知らなかった。安い運賃を維持するためだったら効率化もやむを得ない」と語った。夜間無人化開始後も7時~22時のピークタイムには、これまで通り駅員1人が常駐するという。

 同社は2007(平成19)年からこれまでにも、前原駅(平成19年12月)、滝不動駅(平成23年6月)、習志野駅(平成22年4月)の市内3駅、みのり台駅、松戸新田駅の松戸市内5駅を22時~翌7時に無人化してきた。 

120615_155024takanekido.jpg  

↑駅構内に多くの防犯カメラが設置され遠隔監視システム
が機能している

 

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

MyFuna編集部

MyFuna編集部

スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード