2012年04月22日 配信

4/22(日)宮城県石巻市の復興状況をヒアリング!!/ふなひま体験レポート

震災から1年-「復興の今」と「現在の被災地」

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 ふなひまは20日24時に集合し、ボランティア仲間と「宮城県石巻市小網倉浜町」を目的地として片道8時間・往復で16時間の取材に出かけました。

 ふなひまが、人生初となる宮城県を訪問したのは震災の混乱も冷めやらぬ4月下旬、この時もボランティア仲間との訪問でした。「水」や「米」といった生存に最低限度必要な物資が徐々にそろいつつある中で「野菜」や「自転車」「子どもの学習教材」など生活に必要な物資を石巻市内の避難所に届けに行ったのを覚えています。

 昨年の記事リンク

「4/27 宮城県石巻市を訪問!/ふなひまの体験レポート」

http://myfuna.net/reg/press/navi/2011/04/28103423.html

 今回の目的地は、津波被害で村の施設や家屋が全て流され約50世帯、約200人の住民の内15人が亡くなった牡鹿半島の漁村「小網倉浜」です。

 そこで「牡蠣」や「ほや」の養殖業を営んでいる「大漁プロジェクト」のメンバーが、現在どのような環境下にあるのかを取材することと、彼らに参加してもらう予定の5月20日ビビットスクエアを会場に開催する「東北復興支援市」の事前打ち合わせが目的です。

 宮城県に入ったのは午前8時。待ち合わせの時間が11時に牡鹿半島の小網白浜だったので、仙台空港を訪れました。


仙台空港周辺

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 臨海部にあるため大きな被害があった仙台空港。その周辺には、がれきこそ撤去され残っていませんでしたが、周囲には何もないままでした。一部建物が残っている部分もありましたが人は見当たらなかったため、滞在は10分程度で石巻市街へ移動しました。時刻表をみると仙台空港は昨年の震災直後から再開しているようでした。

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↑売ビルになっている。空港すぐ近くのビル ↑空港のすぐ隣にある料理屋さん。津波の被害が生々しい
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↑半壊している家が遠くに見えるほか何もない空港周辺  
   
   

石巻市南浜地区

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↑手探りで運営される「通りの駅」  

 昨年の訪問から約1年、日本製紙石巻工場(宮城県石巻市南光町2-2-1)の煙突から元気よく煙が立ち昇っている他は、あの時からほとんど変わっていませんでした。

 以前には無かった「がんばろう!石巻」の看板が目をひく南浜町の。観光バスが停まり、黙祷をささげてゆく人がひっきりなしに訪れました。ふと、気が付くと道路を挟んで真向かいに「通りの駅」という休憩スペースがありました。「NPO法人ぐるっと」が、携わるコミュニティスペースだという。

 営業は、概ね10時から17時頃。石巻焼きそばを中心に地元の人同士や遠方から訪ねてきた人らがコミュニケーションをとる事のできるスペースとして機能している様子。

 この道路を挟んで海側が、政府による土地の買上げ予定地で公園になる様子。この道路は、嵩上げされ堤防のようになるという案が有力だという。買上げが決まっているのであれば、建物がそのままになっているのも納得です。

 南浜地区では、仮設住宅で生活をしている主婦らによって手作りお箸の製造がプロジェクト化され、全国各地からオーダーが入ってくるようになってきたのだという。

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↑市内は臨海部に近づくほど昨年のままの様子がみられる ↑住宅地の中には津波の被害をそのまま残すものも
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↑銀だこ(ホットランド)が中心となって取り組んでいる「ホット横丁石巻」

↑見渡す限りの平地に立つ「がんばろう!石巻」の看板

 この前の道路を境にして海側が公園になる予定だという

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↑日本製紙石巻工場は元気に操業中だ ↑がれきの撤去は行われているが周囲には何も無いまま

牡鹿半島・小網倉浜の漁師

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↑小網倉浜の漁師が「大漁プロジェクト」を立ち上げ自ら

 復興へと歩みをすすめる

 

 小網倉浜は、石巻市街から約1時間で到着する牡鹿半島の漁村。牡蠣やほやの養殖が盛んで、約50世帯・200人の人口を抱える。この震災では、15人が亡くなっている。また、15メートルを超えた津波によって養殖に使われる「筏(いかだ)」も流されてしまい、50世帯200人の住民は震災発生からわずか数分で全てを失ったという場所です。この日は震災から1年経った同地が現在、どのような状態にあるのか取材をするために訪れました。

 浜で出迎えてくれたのは、「大漁プロジェクト」代表の阿部英則さんと、メンバーの杉山隆義さん。阿部さんは、牡蠣やほやの養殖をしている漁師さん。杉山さんは、太平洋でマグロ漁をするのに欠かせない「活イワシ」の養殖をする漁師さん。

 「大漁プロジェクト」は、津波で流されてしまった「筏」や「いけす」を復活させるための支援者を募り、その趣旨に賛同してくれた人が1万円を1口としてオーナーになり、復興が進み「筏」や「いけす」から収獲があがるようになったあかつきには、「いわし」や「ほや」「牡蠣」

 「牡蠣」や「ほや」の養殖に使う「筏」は、とても価なもの。当然、国の激甚災害を対象とした補助で復旧にかかる経費の補填(ほてん)を受けることはできるのだが、「震災直後に申請した補助金は未だに審査すら受け付けられていない」と、阿部さん。「業者への支払は、待ったなしなので借り入れをしながら返済をしているんです」とも。現金は先に支払ってあり、生活費もでてゆく。二重の借金返済に苦しむ中、補助金が入ってくるのを待っているという状況なんです。

 一方で、「活イワシ養殖」を営んでいる杉山さんの事業は、国の補助金を受けることができないのだという。「『ほや』や『牡蠣』をやっている人はたくさんいるけど、イワシはうちだけ。携わっている人が少なく、規模が小さいからなのかな」と肩を落とす。それでも、「必要としてくれているお客さんがいるから頑張れる」と、復興に向け「大漁プロジェクト」を設立に踏み切った。「小網倉はワカメの養殖に向かない浜。牡蠣やほやワカメの養殖で1日に600人が訪れる浜もある。浜としての特色を打ち出し、活気を出したい」と、阿部さんは「大漁プロジェクト」にかける意気込みを語った。

 「大漁プロジェクト」のメンバーは、5月20日に行われる「ふなばしフェスティバル」内の「東北復興支援市」に登場予定。当日は、「牡蠣の蒸し焼き」を来場者にふるまい「小網倉浜の現状」と「大漁プロジェクト」の活動について紹介する予定。

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↑津波で流され壊れた養殖用の網を修理している

 「大漁プロジェクト」メンバー

↑「活いわし養殖」に使用するいけす
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↑国の補助金が受けられるはずの作業場として使用する

 テント

↑花いっぱいIN習志野台のイベントで集まった寄付で

 購入したという事務所

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↑ここに杉山さんの作業場や会社の事務所があったという

↑この穏やかな海が津波の時には向こうに見える半島や

 島を覆い隠したという

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↑画面中央の社まで津波が押し寄せたという。

更地になっている場所には震災前50軒の家が

立ち並んでいた

↑沖に浮かぶ船は震災後に購入したもの。漁協での手続き

が終わっていないため漁船登録が出来ず漁には使えない

という。

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