2012年03月10日 配信

3/10(土)宮城県石巻市から漁師が来た-3.11の復興支援イベントに向けて

「花いっぱいIN習志野台」開催に合わせて

東北から漁師ら12人が船橋を訪れた

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↑東北からやってきた漁師ら12人と、食事をする

ともにがんばろう東日本実行委員会メンバー

 

 11日に北習志野近隣公園で実施される「花いっぱいIN習志野台」に参加する、宮城県石巻市の漁師ら12人が10日、習志野台コミュニティセンターで同イベント主催の「ともにがんばろう東日本実行委員会」メンバーと震災や復興をテーマに語り合った。

 復興支援イベント「花いっぱいIN習志野台」は、東日本大震災で被害を受けた団体やこれらの支援団体、近隣小中学校などが一堂に介す復興支援イベント。北習志野駅周辺商店会による出店や被災地生産者による出店など20以上の模擬店が軒を連ねる予定だ。

漁師が募集する一口オーナー制度「大漁プロジェクト」

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↑活エサイワシ業の杉山隆義さん(左)

↑大漁プロジェクト代表の阿部英則さん(右)と

にゃんこ・ザ・プロジェクトの津田光悦さん

 この日、宮城県石巻市からやってきたやってきた阿部英則さんは、「大漁プロジェクト」という漁業の一口オーナー制度で震災からの復興を試みている。

 同プロジェクトは、牡鹿半島の小網倉漁港名産の「ほや」復興に関わる一口オーナー制度で、一口1万円から。オーナーになると、1ヶ月~3年後の復興をめどに、収穫された「殻付きほや20個」「活あわび2個」「金華トロサバ2本」「遊漁船・おおとく丸割引券」のいずれかから商品を選び受け取ることができる。

 昨年3月11日、津波で9隻あった漁船の内7隻までがことごとく流されてしまった、マグロ漁で使用する活エサイワシ業・杉山隆義さん(42)は、「震災で泣いたことは一度も無かったけど、僕が11才の時おやじが作った『11天隆丸』が岸壁に持っていかれるのを見たときは心が折れそうになった」と震災当時を振り返る。「かみさんは出産を目の前にして、従業員も食わしていかなきゃなんねぇ。なのに、自宅も船も、150台あった活エサイワシのいけすもぜ~んぶ流されちゃったんで途方にくれた」とも。

 また、同プロジェクト代表の阿部英則さん(49)も「普段は、浜で誰かが行方不明になると漁師は全部仕事休んでその人が見付かるまで探したりしてたんだけど、震災の直後は、知り合いがみんな行方不明になって全然現実感が無かったんで、悲しくならなかった。とても仕事するような気分じゃなかったよ」と当時を振り返る。

 そんな中、浜で真っ先に仕事を開始したのは杉山さん。「万が一活エサイワシの供給が止まると東日本ではカツオやマグロ漁ができなくなる。日本の食生活に関わる重大なこと」と千葉県内の漁業者からイワシを購入して6月には仕事を開始したという。そんな杉山さんの姿を見て「俺達もやんなきゃ」と阿部さんは、大漁プロジェクトを立ち上げた。

 東北地方の漁業には国からの補助金が入ることが決まっている。しかしこれはカキ養殖業などのごく一部の戸数が多い漁業が対象だ。杉山さんの活エサイワシ業や小網倉浜のほや漁など戸数の少ない漁業は補助の対象外なのだという。

 「全国におっきな会社が立ち上げた一口オーナー制度がたくさんあるけど、漁師が自分達で立ち上げたのはそんなに数多くないです」と阿部さん。立ち上げから6ヶ月余りで集まったのは約400万円。小網倉浜が復興に要するのは2億円だという。

 花いっぱいIN習志野台には、「大漁プロジェクト」の他にも「三陸工房」や「にゃんこ・ザ・プロジェクト」のメンバーも出店する。東北地方の生産者から直接話を聞き、目の前で調理されたばかりの東北の産品を味わうことができるのだ。

 「ここがはじまり。これからも被災地の復興に関わってゆくという意思を表しました」と、主催のがんばろう東日本代表の森紳浩さんはイベントを通じた継続的な復興支援の意義について語った。

大漁プロジェクト tairyo-project.com

にゃんこ・ザ・プロジェクト nyanpro.com/index.html

三陸工房 www.sanriku-kobou.com

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