2012年01月03日 配信

1/3(火)市船サッカー3-0で伝統校対決を制す-第90回全国高校選手権

伝統校「清水商」を完封 

「セットプレー練習の成果出た」(朝岡監督)

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 第90回全国高校選手権の3回戦が3日行われ、市原臨海競技場(市原市)会場での2試合目で市立船橋高校が清水商業高校(静岡)と対戦し、伝統校対決を3-0の完封で制した。

 県大会決勝からここまで序盤戦でリズムをつかめず本来の実力を発揮できていない感のあった市立船橋高校だが、一転してこの日は同校の持ち味が活かされた試合展開となった。ドリブル突破などで再三チャンスを作った同校、最初の得点は13分に得たコーナーキックから。FW岩渕諒(3年)の強烈なヘディングシュートのこぼれ球をDF米塚雅浩(3年)が押し込んだ。

 2点目は、後半14分にサイドから抜け出たDF渡辺健斗(2年)がもらったフリーキックを、FW菅野将輝(3年)が正確なキックでDF小出悠太(2年)の頭に合わせた。さらに、後半37分にはMF杉山丈一郎(3年)が左サイドから上げたセンタリングに菅野が詰めて試合を決めた。

 この伝統校同士の試合を当初からひとつのマイルストーンとして捉えていた朝岡監督。清水商攻略の鍵は、「風間宏矢(3年)をどうおさえるか」だった。「チーム内で一番『肉弾戦に強い』磐瀬(1年)をマンツーマンでつけた」という大胆な采配が見事に当たり、風間を完封。試合後に記者団のインタビューに「自分のプレーが出来なかった」と涙をのんだ風間の表情が全てを物語っていた。

 また、「1年間練習してきた」というセットプレーも大きな武器となった。「小出、種岡、岩渕はここ2週間で格段に強くなった」(朝岡監督)と、評するヘディングが、この日の2得点を演出したのだ。怪我で長崎日大戦の出場を見合わせていた岩渕についても「仲間を信じて清水商業戦に照準を合わせてきた」という朝岡采配が的中。この日の試合でも岩渕が多くのチャンスを演出した。

 次の試合は、5日に駒沢陸上競技場(世田谷区)で行われる矢板中央(栃木)戦。

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↑前半13分 CKのこぼれ球をDF米塚(3年)
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↑後半14分 FKをDF小出が頭で押し込んだ ↑後半37分 杉山のパスをFW菅野が押し込む
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突然の訪問に歓声。北嶋ら市船OBも駆けつける

 試合後には、同校OBで在学中には選手権で1年、3年時に優勝を経験している北嶋(柏レイソル)ら市船OBも駆けつけ後輩の8強入りを祝福した。朝岡監督とは、北嶋が1年時のチームメイトでもある。

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MyFuna編集部

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