2011年11月29日 配信

11/29(火)本町通り「昭和」の街並みデザインの手ぬぐいを販売/森田呉服店

本町通りの「昭和の街並み」を手ぬぐいに

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 本町通りで江戸時代から続く老舗「森田呉服店」(船橋市本町4)で、昭和レトロな本町通りの街並みをデザインしたオリジナル手拭い(880円)が販売され、人気を呼んでいる。

 手ぬぐいにデザインされているのは、「昭和」30年代の本町通り。デザインの元は、地元の船橋小学校で配られた「110年記念誌」に掲載されていた「本町通り商店街のイラスト」を使用した。海老川から三田浜通りまでが描かれていた同イラストから同店を含む十数軒をクローズアップし手ぬぐい用に細部を調整、鮮やかな藍色に染め抜いた。

 同イラストは、江戸時代から宿場町として栄えてきた本町通り商店街の当時の様子を描いた数少ない貴重な資料。同商店街が、昭和35年から近代的な中高層「耐火建築」へ建て替え工事を行う際に、街並みの記録や、診断事業の一環として商工会議所などが製作したものだという。

 手ぬぐいに描かれた昭和の街並みを懐かしむ年配者や、単純に昭和レトロな街並みが描かれたデザインに惹かれて購入する若い女性など10月に販売開始してから売れ行きは好調だという。通常、オリジナルの手ぬぐいは100本程度の限定生産が主流だというが、今回の手ぬぐいは消費者からの要望が多かったため、このほど特別に100本の追加生産をしたという。

 店主の森田雅巳さん(58)は、「この手ぬぐいに描かれたイラストは、歴史的に見ても貴重な資料。古くからこの辺りに住む方に渡したところ『懐かしい』と、喜んでもらえた。限定生産なので在庫限りで販売は終了してしまう」という。 

 手ぬぐいは幅37センチメートル、 長さ90センチメートル。製造は、梨園染で知られる『戸田屋商店』(東京日本橋)に依頼した。

 森田さんは、「商店街の昔の街並みはどこも似たようなもの。『昭和の街並み』として色々なところで販売してみても面白いかも知れない」と今後の展開についても語ってくれた。

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MyFuna編集部

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