2011年10月18日 配信

10/18(火)サツマイモ掘り体験/4Hクラブ

サツマイモ堀りで農業青年と幼稚園児の交流

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 金杉の農地で農業青年と若松幼稚園の園児がイモ掘り体験を通じた交流を行った。

 船橋市農業青年クラブ(通称4Hクラブ)では年中行事として市内の幼稚園・保育園児対象にイモ掘りを通じた農業体験を毎年この時期に行っている。会場として使用している金杉の農地は、休耕地をそこで出来た農産物と引き換えに借り受けている。イモ掘り体験の対象となる園児は現在のところ市内の3園。4Hクラブは、船橋市内で農業を営む家の跡継ぎのなかでも30才までの青年22人が農業の勉強や仲間との交流の為に集まっている団体。

 収獲するサツマイモは、「ベニアズマ」。毎年、4Hクラブのメンバーは梅雨前の5月終わりごろに蔓を挿しイモ掘り体験の準備を行う。(準備の模様はhttp://myfuna.net/reg/press/navi/2010/05/17214301.html)秋になり10アールの畑に約2トンのイモができる頃を見計らって3園が、順番にイモ掘り体験に訪れる。

 しかし、今年は13日にふなばしアンデルセン公園で行われた市民グループの放射線量計測結果を受けて事情が変わった。3園の内1園が保護者からの要望を受けてイモ掘り体験を中止したのだ。

 現在千葉県は、各市の主要農産物を出荷のタイミングに合わせて線量の測定を行っている。また、船橋市では、市内で生産される主要農産物以外のものを線量測定している。

 同クラブメンバーは、「放射線量を測定して安心・安全な状態で納得してもらいイモ掘り体験を行おう」と10月に柏市にできた「ベクレルセンター」(柏市中央1)でイモに含まれる放射線量の測定を行った。また、実際にイモ掘りを行う畑の空間線量も測定した。結果、イモは0ベクレルで「検出なし」、畑の空間線量は高い時でも0.15マイクロシーベルトを超えることは無かったという。同市では、ホームページ上で市内各地で測定した数値を公表している。

 「市がホームページ上で公表している市内各地の放射線量と比較しても特別に高い数値ではなかった。マスコミ報道に踊らされずに判断できる指標をもつことの大切さを実感した」と同クラブ金子賢司さん(29)。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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