2011年04月16日 配信

4/16(土)耳を澄まして―音のふ・し・ぎ展―/アンデルセン公園子ども美術館

音を形にする企画展開催中!

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 アンデルセン公園子ども美術館では、音が形になって現れる不思議な企画展を開催中。音をテーマに国内外で活躍している2名の作家(松本秋則氏、金沢健一氏)による作品が展示されている。

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松本秋則氏『竹から生まれた風の音』

コミカルな動きが奏でるどこか懐かしい竹の

響きが心を和ませる。

 見ることと聞くこと、触る事を同時に体験できる不思議な企画展は、金沢氏による「不規則に溶断された鉄板をゴムボールやバチを使用し演奏する金属彫刻」と、松本氏による「コミカルな動きをしながら音を奏でる竹のオブジェ」の音をテーマにした対照的な作品展二本立て。素材や重量、形など音の生まれ方の違いを楽しむ事ができる。

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金沢健一氏『音のかけら』

不規則に溶断された金属板が奏でる音は

大きさ、形、場所によって無限に変化する

 およそ200年前にドイツの物理学者エルンスト・クラドニによって発見されたという『クラドニ図形』は、金沢氏の手によってゴムボールを使用し、振動させられた金属板上の炭酸カルシウム粒子が、倍音の波形を幾何学模様として表現する。振動させるゴムボールを変えることで様々な形に、模様が変化してゆく様が圧巻だ。

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『クラドニ図形』

ゴムボールと鉄板との摩擦によって起された

振動は鉄板を伝い炭酸カルシウムの粒子を

波形の伝わる様子の図形へと変えてゆく。

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 尚、耳を澄まして―音のふ・し・ぎ展―では、ワークショップも開催予定詳細は下記参照。

4/16(土)4/17(日)音具を作る

      …竹を使って風を受けて音が出る音具(サウンドオブジェ)を造る。

5/22(日)音のかけらをつくろう―手と目と耳を結ぶ―

      …鉄板を溶断作業によって切り分け、自分だけの音のかけらを作る。5/29(日)音=振動 ―クラドニ図形を楽しもう―

      …鉄板の上の砂が振動で色々な模様へと変化する事を楽しむ。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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