3/19(金)計画停電/本町地区
繁華街での本格的な計画停電実施
震災による大幅な電力不足により実施されることとなった計画停電が、平時は飲食客で賑わいを見せる終末の船橋駅周辺(本町地区)で本格的に実施された。
計画停電は、この日19:00から開始されるとの通知どおり行われ京成船橋駅以南の本町2丁目~3丁目はほぼ停電となった。電気使用の自粛によりネオン看板を消灯、店内の蛍光灯も少なく灯して営業していた飲食店も、停電の実施により全ての灯りが消えた。
明暗が分かれる飲食店
停電実施時に飲食店で食事をしていた鈴木さんは「ご飯を食べていたら急に停電になった。やるやるとは聞いていたが、まさか本当に停電になるとは…」と驚いた様子。飲食店勤務の吉田さんは「今日は電気が復旧するまで休業になります。電気が復旧したらまたいらしてください」と戸惑いながらも笑顔で応対。
京成船橋駅の改札すぐ前で昔ながらの居酒屋として主に中高年層から人気を集める『菊正宗の酒蔵』では、前日18(木)日中に行われた計画停電により大型のロウソクを用意。「地元消防団に加盟しているスタッフの指示に従って倒れにくいロウソクを使用。火災などの二次災害が起こらないよう工夫して営業を続けています」と語ってくれた。
キャンドルナイトでお洒落なディナーを演出
また、イタリアンとフレンチの融合で若い女性などに人気のBistro Incontro( ビストロ インコントロ)はこの日、ディナーの予約客に向けた特別なプランを用意。店主の奥津尚也さんは「昨日計画停電が実施されたのでもしかしたら…」とガラス製のキャンドルホルダーを使用。キャンドルを灯し優しい灯りの中営業を続行、有線の消えた店内では、生ギターの演奏で上品なムードに盛り上げた。「予めギターの演奏を頼んでおいてよかった」と奥津さん。創意と工夫で計画停電を乗り切った。
スクランブル交差点付近。真っ暗 |
大きなロウソクで営業中 菊正宗の酒蔵 |
キャンドルライトで営業ビストロインコントロ | 創意と工夫で予約客も満足気 |
生ギター演奏で雰囲気を盛り上げる | |
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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