2010年09月04日 配信

9/4(土)救急医療シンポジウム2010脳卒中を学ぼう!―予防からリハビリまで―/船橋市救急医療シンポジウム実行委員会

何かと話題に上る「脳卒中」とは

どのような病気なのだろうか??

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 船橋市救急医療シンポジウム実行委員会では、毎年テーマに沿ったシンポジウムを企画、市民に無料で公開している。今回のテーマは「脳卒中」船橋市勤労福祉センターで13:00から船橋市立リハビリテーション病院指定管理者代表の石川誠氏による基調講演が行われ、山本春夏氏(船橋市北消防署三咲分署救急隊救急副隊長)、内藤博道氏(船橋市立医療センター脳神経外科部長)、伊藤隆夫氏(船橋市立リハビリテーション病院理学療法士)、滝口治國氏(市民代表)らをシンポジストに迎えたシンポジウムがその後おこなわれた。勤労福祉センターは会場に収まりきらないほどの盛況ぶりであった。

 

 脳卒中とは、脳が突然にあたる脳血管疾患の総称で脳出血、脳梗塞(脳血栓、脳塞栓)、くも膜下出血などのことをいう。単一原因ではなく複合的な要因で発症するもので、厄介なことに、完全に完治する脳卒中は少なく、後遺症が残るものが大部分で様々な障害が残ることが多い。

 発症してしまってからでは遅いので、その予防が大切なのだが発症要因に高血圧、高脂血症、糖尿病、不整脈、喫煙習慣、肥満、運動不足、睡眠不足、脱水症などがあげられ多くの人がドキッとするような身近なものが予防の対象とされている。

 では、もしも脳卒中になってしまったらどうすれば良いのだろう?脳卒中の場合、早めのリハビリが高い効果を上げることがわかっている。脳卒中のリハビリにはその状態により急性期、亜急性期(回復期)、慢性期(維持期)があり、それぞれに適したリハビリがあるのだ。

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 ちなみに、全国の都道府県別人口10万人あたり回復期リハビリ病床数は平均で50床となっているが、千葉県は全国でも最後から二番目の30床にも満たない病床数。ところが、我が船橋市は人口60万人に対して308床と全国平均レベルを確保している。これはつい先日、船橋市医療センターに200床のリハビリ病棟が完成し稼動を開始したためである。

 

■□■□■回復期のリハビリ…寝たきりの防止、日常生活動作の向上、在宅復帰■□■□■

 

 脳卒中に対し、私たちが出来ることはまず予防。その上で気になる点があれば早期発見の為、すぐ病院へ行き適切な診断を受けることが大切だ。確定診療や専門的治療は早ければ早いほど効果的なのだ。

 逆に手を打つのが遅れたり、適切なリハビリを受けることのできる環境下に無い場合「寝たきり」になってしまう事がある。一度寝たきりになってしまうと、その介護に付きっ切りになる家族の負担(経済的なものも含めて)は考える以上に大きなものになる。だからこそ、日々の健康管理や脳卒中に対する予防は大切なのだ。

 

 

■主催<船橋市救急医療シンポジウム実行委員会>

船橋市医師会,船橋労働基準監督署,船橋市自治会連合協議会,船橋市PTA連合会,船橋市全婦人団体連絡会,船橋市赤十字奉仕団,船橋市生活学校運動推進協議会,千葉県看護協会船橋地区部会,船橋市老人クラブ連合会,船橋商工会議所,船橋市社会福祉協議会,船橋市,船橋市消防団,船橋市教育委員会,船橋市立リハビリテーション病院,船橋市救急医療シンポジウム

■後援

厚生労働省,千葉県,千葉県医師会,朝日新聞千葉総局,毎日新聞船橋支局,読売新聞東京本社千葉支局,東京新聞千葉支局,産経新聞千葉総局,千葉日報社,共同通信社千葉支局,時事通信社千葉支局,NHK千葉放送局,JCN船習志野,船橋交通安全協会,船橋東交通安全協会,船橋市消防協会,船橋市私立幼稚園協議会,船橋市立幼稚園連合会,船橋市福祉サービス公社,船橋市医療公社,ふなばし健やかプラン21市民運動推進会議,NPO法人千葉県ACLS協会

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

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MyFuna編集部

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