8/21(土)8/22(日)小室夏まつり/小室地区連絡協議会
小室地区の広い夜空に
人と人をつなぐ花火が上がる
船橋市北部の小室地区の7つの町会・自治会が合同で行っている恒例の夏まつりが小室公園で行われた。主催は、夏まつり実行委員会と小室地区社会福祉協議会。地域のボランティア団体やサークルが主体となって模擬店の出店をし、盆踊りを踊る。毎年、この夏祭りには小室地区住民と外からの来場者で1万人を超える来場者が集まるのだという。
昭和54年に小室駅が出来たことによって開かれた小室地区の住宅。この頃から、住民が協力して夏まつりを行うようになったという。拓かれたばかりの頃の小室地区は、周囲に畑や森林しかなかったためその環境を利用し花火大会を行ってきたのだ。
近年は、若者世代が都心部へ移り住むようになり、小室地区では高齢化がすすみ、活気を失いつつあるという。しかし、毎年恒例で行っている夏まつりには若者世代も孫を連れた里帰りや同窓会を兼ねて顔を出すのだという。
夏まつり実行委員会事務局長の井関さんは、「夏まつりの花火を続けている限り、それを楽しみに若い世代が里帰りにきてくれる」と夏まつりを続けることの意義を語ってくれた。
現在では、宅地化が進み花火を上げるスペースがなくなり、恒例となって定着している小室夏祭りの花火大会は廃止の声も出ていたのだという。本来は、今年も花火の打上げが危ぶまれていたのだが、6月に開発に伴った遺跡発掘調査で太刀と勾玉が見つかったため宅地化にストップがかかり今年度の花火大会を開催することが出来たという。
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