2018年07月15日 配信

7/13(金)東船橋の「おおすか整形外科」で「第25回転ばぬ先の体操教室」
膝の治療や痛みの疑問を解決する

 JR東船橋駅近くの「おおすか整形外科」(船橋市東船橋1-22-8、TEL 047-411-0777)で7月14日、「膝の治療や痛みの疑問を解決する」をテーマにした「第25回転ばぬ先の体操教室」が開催された。

 前半の「Q&Aの時間」では、O脚になると治らないの?(A.改善は難しい)、軟骨が減っているから手術?(A.痛みなく生活ができれば不要)、ダイエットは必要か(A.はい。体重の5%減を目指そう)、手術をしたら正座ができない?(A.できる人も10%くらいいる)、手術の費用はとても高い?(A.70歳以上であれば高額療養費制度で57,600円)、人工関節は入れ替えが必要か?(A.耐用年数は10~15年と言われている)など、プロジェクターで説明を加えながら同クリニックの院長の大数加光治先生が16の質問に対して回答した。

 後半は、膝痛予防のための体操をレクチャー。その前に「ロコモ度テスト」で下肢筋力のチェックをした。老後を脅かす「ロコモ」とは、骨や関節、筋肉、神経など「運動器」の疾患による移動機能の低下を指す「ロコモティブシンドローム」の略称で、対策の必要性を呼び掛けている。

 ロコモについて広く認知してもらうためのプロモーションとして行われているのが、「Try!40cmプロジェクト」で、「40センチの高さから片脚で立ち上がる」運動のことを指す。片脚立ちが難しい場合は両足でチャレンジし、30センチ、20センチ、10センチ、地面から、というように高さを下げてチャレンジしていく。

 そしてそれぞれが現状を確認した後は、参加者は実際体を使って運動をする。まずはストレッチ系で、膝をやわらかくするためのセルフリリースということで、太もも後ろやふくらはぎのストレッチをし、太ももやふくらはぎ上で筒を転がしながらほぐし、よく曲がるための大腿四頭筋のストレッチなどタオルを使いながら膝や太ももの曲げ伸ばしを行った。徐々に運動内容は高度になり、ブリッジやスクワットの方法に。

 最後に大数加先生が「1日10分程度が目安ですので、ちょっときついなと思ったところから、追加であと5秒、あと1、2回やるとよいです。しっかりきたえて丈夫な膝にしましょう!」と締めくくった。参加者の市内在住の女性は「楽しかったです。また来て挑戦します」と同クリニックを後にした。

 同クリニックでは数カ月に1回ほど、テーマを設けて痛みの予防や解消に対して教室を開いてきた。今後も同様のペースで開催をしていく予定。同クリニックの患者だけでなく、誰でも無料で参加できる。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • ロコモ度テスト

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

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