2018年05月23日 配信

右から鬼山さん、田島さん

5/23(水)ららぽーと近くにリメイク着物や和雑貨の「和ケゐ商店」
昭和レトロな商店の雰囲気そのままに

 ららぽーとTOKYO-BAY近くの浜町商店街に、リメイク着物や和雑貨の店「和ケゐ商店」(船橋市浜町1-5-3-117 TEL047-432-2468)が4月下旬オープンした。

 同店のオーナーは、同店隣で「高齢者・障害者支援センターりんかむ」を営む鬼山功さん。「もともと骨董品などが好きで蚤の市や骨董市によく出かけていました」と話す鬼山さん。

 鬼山さんの妻の郁枝さんは、母親が和裁の仕事をしていたことから小さい頃から着物に囲まれた生活で、郁枝さんも趣味で和裁をしていたという。5年前に近所に住む裁縫の仕事をしている田島良子さんと知り合ったことがきっかけで、本格的に習うようになり着物のリメイクを始めた。

 「最近では着物を着る機会も減って、着物がタンスの中で眠ってる家も多いと思う。それはとてももったいないことなので、着物をリメイクしてみなさんに着てもらえれば」と郁枝さん。

 イベントなどでリメイク着物の販売をしていたが、たまたま会社の隣の物件が空いたことから、店舗を構えることになった。オープン日ははっきりとは決めず「開店準備をしている時に、お客さんが来てくれるようになりました」と鬼山さん。

 約15坪の店内は、昭和時代にタイムスリップしたかのような、どこか懐かしい空間が広がる。店名の「和ケゐ」の「和」は和の物、「ケ」は日常を、「ゐ」は携える意味をもつ。日常的に手元に置いておきたいものという意味を込めて鬼山さんが名付けた。

 店舗入り口には欄間を施し、通りがかりの人目を惹く。使用しているドアは昭和30年代のもので、たまたま知り合いの家から譲ってもらったものだという。家具などは郁枝さんの実家で使用していたものや、地元漁師から譲ってもらった海苔の作業道具などを使用している。

 着物や浴衣のリメイク品が40着(5,000円~)ほど並び、男性・女性用を扱う。その他、和雑貨やバッグなども。また、生活に根差して使われていた骨董品や昭和時代のレトロ雑貨なども扱っている。

 リメイク着物は郁枝さんと田島さんがデザインからリメイクまで行う。「若い人もなじみやすいデザイン」を心がけ、チュニックやワンピースなどもそろえる。また、着物を持ち込んでオーダーメードで作ることも可能。

 「着物を着る機会がどんどん減ってきた世の中ですが、昔の良いものをこれからも引き継いでいきたいですし、着物をリメイクすることで着物を無駄にせず、着て楽しんでほしい」と郁枝さん。「昭和の気分を味わうだけでもお立ち寄りください」とも。

 営業時間10時~17時、土・日・祝日定休

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 骨董品や新品の懐かしい雑貨も

  • 反物の販売も

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yukitotsukawa

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「船橋が好き、人と会って話すのが好き、出かけるのも好き」なので、思い切ってライターを始めて8年になりました。今も出会った方からたくさん刺激をもらっています。皆さんに喜んでもらえる情報を発信していきたいです!
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