2018年05月19日 配信

瞬〆の達人の大野等さん

5/19(土)漁獲量日本一の「船橋産のスズキ」が最盛期へ
鮮度抜群の「瞬〆」の技も披露

 漁獲量全国1位をほこる船橋産のスズキが、夏に向けての最盛期を迎えるにあたり5月18日、千葉ブランド水産物に認定されている「江戸前船橋瞬〆すずき」の技が船橋漁港内の倉庫で広報関係者向けに披露された。

 昨年度の船橋漁港の「スズキ類」の漁獲量は583トン、平成28年には漁獲量全国1位を記録しており、船橋市はスズキの産地として全国的にも知名度が高まっている。

 今回、「瞬〆」の達人・大野等さんにより実演披露された「スズキの瞬〆」は、船橋の網元でナンバーワンのスズキ漁獲量をほこる「大傳丸」と、同じく網元の「中仙丸」とで設立した海光物産(船橋市湊町3-20-7大伝ビル2階)の看板ブランド。

 瞬〆とは、獲れたばかりの厳選したスズキの頭と尾に包丁を入れ、尾の部分から背骨にかけてエアガンで空気を入れ神経を一気に抜き去る技法。包丁を入れて血抜き処理をすると同時に、背骨の中の神経も抜いたことで、全身に血が回ってしまうのを防ぎ、鮮度を保ったまま出荷できる為、抜群の食感とうまみを引き出せるという。

 この瞬〆のスズキは「江戸前船橋瞬〆すずき」として千葉ブランド水産物に認定され、通常の1~2割の高値で取引され、築地市場や全国各地の卸売市場に出荷するほか、都内のレストランなどにも提供している。

 船橋産スズキの漁獲量は平成28年度に前年の3割減となる633トン、平成29年度はさらに下回る583トンとこの数年は減少傾向にある。同社の大野和彦社長は「気象変動の影響もあるかとは思うが、持続可能な漁場の確保と温存をしていかなければならない」と話す。同社は独自のルールとして5~10月と漁期を限定して産卵期のスズキを保護し、資源保存にも力を入れている。

 この同社の取り組みが評価され4月12日、水産資源と海にやさしい漁業を応援する制度「マリン・エコラベル・ジャパン」に県内で初めて認証された。この認証を受けたことで、2020年の東京オリンピックとパラリンピックで「江戸前船橋瞬〆すずき」の供給が可能になり、世界に向けて船橋産スズキが発信できる大きなチャンスになると期待されている。

 「江戸前船橋瞬〆すずき」は同社のホームページで販売する。

  • 大野和彦社長

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