2018年05月16日 配信

かふぇおひさまを主催した民生委員のメンバー

5/16(水)若松団地でオレンジカフェ「かふぇおひさま」
民生委員と社会福祉協議会が実行委員会組織で

船橋市が市内に100か所の設置を目標に掲げている「オレンジカフェ」が若松団地内商店会(船橋市若松2-6-1)で「かふぇおひさま」として5月16日にプレオープンした。

オレンジカフェは、認知症の患者やその家族が気軽に悩みを相談できる民間のカフェスペースなどを活用した相談窓口。認知症でもそうでなくても関係なく楽しめる場を作ろうと市内の各所で運営に関して四苦八苦している。

同企画は、高齢化の進度が深刻な若松団地周辺の民生委員と、社会福祉協議会所属メンバー5人の主導で実行委員会を組織、地域ボランティアの力を借りて開催にこぎつけた。

会費は200円でコーヒーや紅茶などのドリンクと焼き菓子をセットで提供した。会場として使用したのは商店会内の元デイサービス事業所「まごのて」だった居抜き物件。物件の借主がオレンジカフェ開催の意向に賛同して無料で貸与したという。また、集客は団地内の全戸にポスティングでチラシを配布。

集まったのは、団地内に住む65歳以上の高齢者層の男女約30人程だった。

「地元に歩いていける場所に気軽に入れる喫茶店やカフェがあるとちょっと人と話したい時などに便利。前はこの団地の中にもカフェスペースがあったのだけど、閉店してしまった」と団地内に住む80代男性は悲しそうな表情をする。

現在のオレンジカフェは、月1回程度の開催。「いつ開催しているのかわからない」「自分が認知症って言われたら怖い」「知らない人と話をするのは億劫だ」などの理由で外出を避け、気が付けば一日中誰とも口を利かなかったなどの例も見られる。

同カフェの実行委員会では、地域の老人クラブや自治会などにも声掛けを実施。なるべく幅広い層の人が参加できるように地域全体を巻き込んで行った。その為参加者の多くが実行委員会メンバーとは直接のつながりがない方ばかり。

次回の開催は、6月20日。今後毎月第三水曜日の12時半~15時で実施する。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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