2018年04月24日 配信

4/24(火)今年度1回目の「チャレンジングSHIRASE 2018」
アニメ「宇宙よりも遠い場所」とのコラボも

 船橋港に係留中の南極観測船「SHIRASE 5002」(船橋市高瀬町2地先)で4月22日、「チャレンジングSHIRASE 2018 第1回 with 宇宙よりも遠い場所」が開催され、多くの人が特別一般開放された同所を訪れた。

 同船は日本で三代目の南極観測船。2008年に引退し、一度はスクラップになることが決定していたが、ウェザーニューズ(千葉市)の創業者・石橋博良さんが「地球環境のシンボルとして活用し、第二の船出を開始したい」との思いから、同船を引き取り、2010年から船橋港に係留し、一般公開している。

 現在は同船の所有権を石橋さんが設立した一般財団法人WNI気象文化創造センターに所有権を移転。年5回行うイベント「チャレンジングSHIRASE」も同財団法人が主催している。同船に一般人が乗船できるのは、年5回の同イベント開催時か、隣接する「サッポロビール千葉工場」の見学とのコラボレーションツアー参加時(有料)のみとなる。

 今年度1回目となったこの日のイベントは、これまでにも開催してきた「ソラヨミ教室」や「五象体験コーナー」などに加え、アニメ「宇宙よりも遠い場所」(通称:よりもい)という女子高生が南極を目指すテレビアニメとコラボレーション企画も開催。

 会場では「よりもい」オリジナルグッズの販売ブースには多くの男性客が列を成し、完売している商品もあった。一眼レフカメラを持った男性来場者も多く、「よりもい」のパネル展示コーナーやSHIRASE 5002のさまざまな場所で撮影を楽しむ様子も見られた。

 船上の甲板では、天気や季節をテーマに歌うガールズユニット「シェアー」による船上ライブ、岸壁では市川市立塩浜学園吹奏楽部による演奏もあった。フード販売では、幕張の「ホテル ザ・マンハッタン」の特製カレーライスが早々に完売したほか、ジャークチキンや洋菓子を販売するブースも。

 千葉市から子どもと二人で来場したという男性は「以前来たときよりも、男性の来場者が多いように思う」と話し、小学生の子どもは「船の上まで行けて楽しかった」と感想を話した。また、SNSでは「よりもい」のファンによる投稿に「あのシーンに出てきた、コレが本当にあった!」と船内の写真と共に投稿しているものや「南極観測隊員のOBの方の話が面白かった」など、にぎわいを見せた。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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MyFuna編集部

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