2018年04月22日 配信

映画のパンフレットを手にする犬童一利監督

4/22(日)映画「きらきら眼鏡」完成記念講演会
船橋商工会議所で犬童監督も

 船橋商工会議所(船橋市本町1-10-10、TEL 047-432-0211)で4月20日、映画「きらきら眼鏡」完成記念講演会が開かれた。

 船橋出身・在住の小説家森沢明夫さんが船橋を舞台に書いた小説「きらきら眼鏡」が、地元有志らによるボランティア団体「船橋宿場町再生協議会」らの活動の結果、多くの船橋市民らの参加もあって映画化。同講演会は、映画完成までの経緯や苦労した点、制作裏話などを話してもらおうと船橋会議所の情報化推進委員会メンバーが主催した。

 商工会議所鈴木正副会頭のあいさつに始まり、鈴木会頭は同作品の9月7日の「TOHOシネマズららぽーと船橋」での封切り決定に関し、「我々の子孫が船橋はこんな街だったんだなと思い起こせるよう、世界に向けても作品を育てていってほしい」と話した。

 松戸徹市長は、「『きらきら眼鏡』が本当に多くの皆さんの思いを集めて完成したことは、子どもたちへの大きなプレゼントになると思う。 そして、犬童監督の今の映画界への一石を投じたいという思いは、船橋発の挑戦になり、今回この映画に関わったすべての人、思いの集約になり、『きらきら眼鏡』という映画は、文字通り多くの人の『きらきら眼鏡』になれると確信している」と話した。

 制作に関して、その道のりの説明では、2016年9月の船橋グランドホテルでの制作発表会に始まり、2017年4月の決起会には600人が来場したこと、7月にサポーター説明会があり、9月の市民オーディションには800人の応募があったことなどが話された。

 さらに9月にクランクインし、市役所の協力の下、市内各所でロケが行われ、エキストラは延べ人数で1200人、クランクアップ後はプロモーション活動として署名活動が始まり約9000人の署名を渡す手交式が行われたことや、4月15日船橋アリーナのジェッツ試合会場で約5000人の来場者の前で、船橋上映決定の報告があった。
 現在は実行委員会メンバーは100人、メルマガ登録数は1000人、SNSのフォロワーは5000人にのぼるとも説明があった。

 犬童監督からは、どうしても起用したかった無名の新人金井浩人さんを使ったこと、そこに世界で活躍している池脇千鶴さんや安藤政信さんの出演が実現したこと、NHK朝ドラ「半分、青い。」に出演している古畑星夏さん、杉野遥亮さんら出演者についてもふれた。

 「同映画はまさに船橋市民63万人と一緒に作り上げた作品。映画封切りの9月7日、続く土日の8日と9日の3日間で5000人導引できるかが、全国の劇場への広がりを示唆する」との話もあった。

 最後に、商工会議所の情報化推進委員会委員長の飛田宏紀さんから謝辞あり、お礼の品が手渡された。来場者は約90人。今回の講演会を終えて、犬童監督から「みなさん温かく迎え入れてくれ、真剣に耳を傾けてくれたことがうれしかった」と話があり、参加者の磯野さんは「監督の話に感動した。絶対に成功してほしいし、応援していく」と感想を話した。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

  • 松戸徹市長

  • 講演する犬童一利監督

  • お礼の品の受け渡し

  • 犬童監督(右)、田平さん(中央)、熊田さん(左)

この記事を書いた人

大西俊子

大西俊子

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