2018年04月18日 配信

読み聞かせをしている川村さん

4/18(水)「やかまし村文庫」20年の功績が認められ本100冊贈呈される
「伊藤忠記念財団 子ども文庫プロジェクト」から

 丸山を中心に活躍するボランティア団体の「やかまし村文庫」(船橋市丸山1-22-5、TEL 047-439-7164)が2月中旬、20年の功績が認められ「伊藤忠記念財団 子ども文庫プロジェクト」から100冊の本を贈呈をうけた。

 同文庫は、代表の川村洋子さんが1997年に自宅の約8畳の屋根裏部屋で近所の子どもたちを対象に始めた個人で行っている本の貸し出しボランティア。川村さんが育児中に出会った絵本講座がきかっけだという。単純に「おもしろそう!」「やってみたい!」と思った川村さんは、それからいくつかの文庫を見学し、運営方法を学び、具体的にどうすればいいかを考えた。「ちゃんとした本をそろえ、環境を整え、子どもたちを迎え入れる」ことなら自分でもできると思いスタートしたという。

 文庫名はスウェーデンの「やかまし村の子どもたち」という本から命名している。「やかまし村」には、家が3軒だけあり、子どもは男の子と女の子が3人ずつしかいないが、ひみつの手紙をやりとりしたり、隠れ小屋をつくったりして、毎日楽しいことがいっぱいあるという内容。この本のように楽しい場を提供したいとの思いをずっと抱き、10年構想を練ってきた。そして友人に背中を押され、思いが形になったという。

 同プロジェクトは子どもたちへ読書啓発活動を行っている民間のグループや個人、草の根活動である団体が対象。「子どもの本購入費助成」「病院・施設子ども読書活動費助成」「子どもの本100冊助成」などがあり、自由に選べるのだという。

 川村さんは「20年経って本も古くなったので、伊藤忠記念財団が選書した『子どもの本100冊助成』を申し込みました」と話す。同助成は小学校「低学年」「中学年」「高学年」の3セットから1セットが贈呈される。または、セットの中から40冊だけはほかのセットから選択するか、150冊のリストから入れ替えることも可能。既に蔵書数は2,388冊になり、今回100冊の本が加わった。

 本の貸し出しだけに限らず、「本の読み聞かせ」「お話の時間」も行う。毎週水曜日が活動日で、幼児の部と小学生の部が1・2年生と3年生以上に分かれ、3つのタイムゾーンで構成。それぞれの年齢に合わせた本のピックアップなどは、月1回川本さんを中心に6人のスタッフの勉強会で決めているという。貸し出しの本は1人2冊、長い休みの直前は5冊まで借りられる。

 川村さんは「子どもが歩いて行ける場所に『図書館』があり、本を手渡してくれる大人がいて、くつろいで過ごせる場所を作りたいというのが文庫を始めた動機であり、その役目を果たしてこられたと思えることが続けてこられた理由だと思います」と話す。

  • 文庫(屋根裏部屋)の様子

  • 「100冊の本」コーナー

  • 自宅前の川村さん

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