2018年04月13日 配信

狭すぎて店内で肩を寄せ合っている山岡さん、柳沢さん

4/13(金)船橋駅近くの路地裏に「狭すぎる」コーヒースタンド「スプラウト」
4月15日開店をめどに現在工事中

 船橋駅近くの路地裏に店舗面積わずか1.5坪の「狭すぎる」コーヒースタンド「Sprout(スプラウト)」(船橋市本町4-4-1)が4月15日にオープンするために工事をしている。

 店名は、これからどんどん成長していくことを期待して「芽」を意味するスプラウトを採用。共同経営の柳沢宏志さん(32)と山岡祐輔さん(32)が二人でオーナーになる。慣れ親しんだ街「船橋」での創業を基準に店舗選びをしていたが、手頃な空き店舗がなかなか見つからず、現在の店舗の仮予約がキャンセルになったタイミングで飛びついた。

 津田沼高校時代の同級生だった二人。「学校の帰りに恋愛話で盛り上がった仲。いつも西武百貨店のエスカレーター横で長々と話し込んでました」と、創業の地に選んだ船橋への愛着を語る。

 卒業後は、別々に都内の服飾専門学校に進学。ともにアパレル業界に就職したが、柳沢さんは生地問屋に転職。山岡さんは色々と経験を積み飲食店の厨房で働いていた。柳沢さんが生地問屋を退職する際に独立の可能性を検討。山岡さんにも話を持ち掛け一緒に独立する話が盛り上がった。

 しかし、物件確保にかなりの時間を要した。やっと見つけた二人が並ぶと肩がぶつかる1.5坪の同所では、飲食業の許可は取れそうになかった。「このスペースでできる事を考えたら飲み物の提供くらいしかなかった」と苦笑する。「たまたま、船橋は珈琲フェスティバルとか開催しているくらいにコーヒーが盛んだったので、『これだ』って二人で飛びつきました」と、コーヒースタンド開業のきっかけを話す。

 普段、インスタントコーヒーしか飲まないという二人。開店を決めて市内夏見で「喫茶いずみ」を営む伊藤拓史さんに師事し「ネルドリップに限りなく近いペーパードリップ」を身に付けたという。主力商品は、ハンドドリップコーヒー(400円)やアイスコーヒー(430円)など。自家製レモネード(480円)や今日のソーダ(時価)などドリンク類を取りそろえる。将来的には焙煎した豆を仕入れて販売する事や、焼き菓子の販売なども視野に入れている。

 「子どもたちが学校の帰りに気軽に立ち寄れるような地域のコミュニティにしたい」と、柳沢さんと山岡さんの二人。

 営業時間は、7時~22時。定休日なし。※時間や定休日は変更有。

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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