4/13(金)市内の遺跡をまとめた「ふなばしの遺跡」刊行
国史跡への指定を目指した遺跡も
船橋市は市内15カ所の遺跡をまとめた「ふなばしの遺跡」を刊行し、3月30日から市役所や市内の図書館などでの閲覧と頒布を開始している。
同冊子は、船橋の歴史である遺跡を幅広く知ってもらうため、市制施行80周年記念事業の一環として作成されたもの。製作は教育委員会化課と埋蔵文化財調査事務所。オールカラーで44ページ。発行部数は3000部。
「今まで各遺跡の資料はありましたが、1冊にまとめたのは初めてのこと」と話すのは編集を担当した教育委員会の小中美幸さん。同冊子は表紙のデザインや執筆などすべてを小中さんら市職員が約1年かけて作成したという。
市内には旧石器時代から江戸時代までの200カ所以上の遺跡が確認されているが、その中から下記の15遺跡を取り上げて紹介している。取掛西貝塚、東中山台遺跡群、印内台遺跡群、海老ケ作貝塚、夏見台遺跡群、西の台遺 跡、小室台遺跡、飛ノ台貝塚、前貝塚堀込貝塚、野馬土手(土手際遺跡)、西ヶ堀込遺跡、 高根木戸遺跡、高根木戸北貝塚、宮本台遺跡群、峰台遺跡。
中でも芝山中学校近くに位置する「取掛西貝塚」は、平成29年度の調査で、全国でも有数の大集落との発見があったため、平成30年度もさらなる調査を継続して国史跡への指定を目指している遺跡だという。
また市内で初めて前方後円墳が見つかった「小室台遺跡」や近年古墳が次々と発見された「宮本台遺跡群」など市内各地の遺跡を紹介している。そのほか、市内の遺跡 MAPや今年1月にリニューアルオープンした「郷土資料館」の紹介ページも。
「最新の情報を取り入れて紹介しており、子どもから遺跡に詳しい方も楽しめる内容になっていると思います」と小中さん。
頒布場所は船橋市役所(文化課、市民の声を聞く課、 行政資料室)、船橋市立図書館(西、中央、 東、北)、郷土資料館、飛ノ台史跡公園博物館。頒布は1部300円。各頒布場所及び公民館、下記ホームページからも閲覧可能。
http://www.funabashi-city.jp/ebook/funabashinoiseki/
※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
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