2017年05月20日 配信

5/20(土)馬込霊園前にカフェスペースらしきもの
墓石の専門店が社屋解放しカフェスペースに

img_7535isikazu  

 市内の中心部からほど近い場所にある大規模な霊園「船橋市馬込霊園」前に立ち並ぶ石材会社の一角に「休憩していきませんか?コーヒー1杯100円」の看板が5月18日に設置され地域住民や通りかかりの人々の間で話題を呼んでいる。

 看板を設置したのは石和石材(船橋市馬込町1193 TEL047-438-5330)。看板が設置されたのは、5月18日の午前中。この日は、同社は定休日で留守番の事務員女性が看板設置に立ち会った。

 これまで見かけなかった看板に興味を持った人が女性に尋ねると「看板を設置することは聞いていたんですけど、内容は知らなくって」と戸惑った様子を見せた。店内に掲示されている資料によると、通常は休憩かねて100円で振る舞うコーヒーが、「きらきら眼鏡」をかけることで無料になるというものだ。

 同社社長の金子和哉さんが、地元を舞台にした小説「きらきら眼鏡」の作家、森沢明夫さんのファンで、地域の経営者団体が一丸となって支援している同映画の撮影プロジェクトを応援する活動の一環として行われているようだ。

 映画の中で、つらいことや悲しいことがあっても心にきらきら眼鏡をかける事で、表裏一体である物事が前向きに見え、人生が快方に向かうといった効果を持っている「きらきら眼鏡」。同社では、この眼鏡を手に入れて店頭に展示。コーヒーを飲みたい人は「きらきら眼鏡」をかけ、映画きらきら眼鏡のチラシをもった写真を撮影し、店内の展示スペースに掲示(一部フェイスブックなどのSNSに投稿する場合がある)するだけでコーヒーが無料になるという仕掛け。原作者の森沢明夫さんも「きらきら眼鏡をかけることでコーヒーが無料になるなんてすごい」と、感動しそうな企画だ。

 同社では、社屋のスペースをヨガなどの地域活動の場としても開放している。今回の取り組みで、馬込霊園を訪れる人たちにコーヒーを通じてコミュニティの「場」を作りだし、アナログなつながりで映画の支援者を増やしていこうという金子社長の思いがうかがえる。

 船橋珈琲タウン化計画の代表 梶真佐巳さんは、「これも珈琲の持つ力。珈琲の街船橋らしい素晴らしい取り組みです」とコメント。珈琲の値段や提供方法、仕組みや場の作り方など「珈琲を媒介にした各種の趣向を凝らした場が増えている実感を感じます」とも。

 また、看板設置後に同社を訪れた船橋市内在住で同社でもヨガ講師を務めた経験のある村田寿美礼さんは、「今日さっき飲んできたけど、珈琲無料になるんだったらメガネかけて写真撮らないと損じゃんね」と、笑顔でこの取り組みの感想を話した。

img_7531isikazu img_7530isikazu
   
img_7529isikazu  img_7527isikazu
   

※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • Youtube
  • TikTok
  • Webサイト
スポンサードリンク

記事の場所
関連キーワード