2017年04月21日 配信

4/21(金)芝山団地商店会にDjパン屋「アーノルドフジタカムラ」
世代交代でリニューアルオープンに

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 飯山満駅近く、昭和の風情が残る芝山団地内にある芝山団地商店会のパン屋「アーノルドフジタカムラ」(船橋市芝山3-10-2 TEL047-464-6974)が40年目の節目に世代交代、このタイミングに店内のリニューアルを行い4月22日から新しい体制で営業を開始する。

 今回のリニューアルでおそらく千葉県内初となるDJパン屋をリリース。店頭に設置されたオーナーを模したイラスト看板が、店内に客を呼び込み、パンの紹介をしたり歌を歌うなどして商店会に潤いをもたらすのだという。オーナーの高村清太郎さんは、元バンドマン。現在も趣味程度に音楽活動を続けているが、もともとは大手の音楽会社で働いていた経験がある。今回のリニューアルでは、その経験を活かして商店会を活気づけようというのだ。

 高村さんは、芝山団地商店会の会長を2010年から務めている。大手のスパーなどが近隣に増えたことでさびれつつある商店会を「昔のような活気ある商店会にしよう」と、古くからの商店主らに掛け合い、地域の小中学校や高校を巻き込んだイベントを企画。活性化に取り組んできた。最初は、パン屋を継ぐことなど考えなかった清太郎さんだが、地域とかかわり、職人としての父、同店を訪ねてくる高齢者や子ども達などにふれ合ううちに家業を継ぐことを決めた。

 高村さんは自身のSNS上で、「芝山で育った人が昔の話をしてパンを買っていく」「産まれたての子どもがベビーカーを卒業して自分よりも大きいんじゃないかという花束を持って親父に渡してくれた」など地域の温かいつながりを紹介し、リニューアルへの思いを紹介している。

 パン屋を通じてコミュニティの育成をしていこうという清太郎さんの取り組みは今回のリニューアルにも顕著に表れている。これまで店頭にテーブルセットを配置していただけだったが、店内にもイートインスペースを設けた。同店としては「大きな投資だった」という家庭用オーブント―スターも導入。「これで、高校生が部活帰りにあったかいパンを食べることが出来る」と自慢気に話す。また、スタンプカードを始めるなど新しいことを始めるとともに、既存のコーヒー無料提供サービスなど人気のサービスは継続する。

 開店には多くの友人が駆け付けることが予想されているが、街に溶け込けこみ、商店会と連動したイベントなどの実施等地域に密着した経営を続けていく方向だという。

 営業時間は、9時~18時。リニューアルオープンの2日間(22日、23日)は、11時~18時。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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