2018年01月01日 配信

1/1(月)船橋港で2018年の「初日の出クルーズ」
漁師の棟梁率いるNPO「ベイプランアソシエイツ」が開催

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 海を活かした街づくりを目指すNPO法人「ベイプランアソシエイツ」が主催する初日の出クルーズが2018年元旦に行われ、朝6時に船橋漁港(船橋市日の出1)集合、参加者45人が集まった6時半頃に出港し、東京湾内で今年最初の日の出を拝観した。

 主催のベイプランソシエイツは、船橋港でスズキをメインに漁する水産会社「大平丸」の棟梁大野一敏さん(78)が率いるNPO法人で、市内の会社経営者や会社員、主婦などで組織されている団体。

 海辺を活かした街づくりをテーマに定期的に「サンライズクルーズ」ジャズの生演奏を聴きながらの「サンセットクルーズ」、研修旅行や船橋市の花火大会では船上からの花火観覧などを企画している。

 今回の初日の出クルーズは、同会のホームページと船橋市の広報で公募。参加費は大人・高校生2000円、子ども(中学生1000円、小学生500円、未就学児200円)で保険代と港での漁師汁がセットになっている。

 呼びかけに対して45人が集まった。6時時点での気温は2度。船上は海風と走行する船の起こす風で体感気温がさらに低く、凍えるような寒さだったが、この寒さが好条件をつくり出した。澄んだ空気の下、初日の出は「今まで10年以上開催してきた中でも一番じゃないか」(同会会員、木村さん談)という程の見事なものが見られた。

 水平線上に浮かぶ工場のシルエットからオレンジ色の太陽が少しだけ輝きを覗かせると、見る見るうちに太陽が昇りその姿を海上に現した。凍えるような寒さを太陽の力強い光が包み込むことで参加者の間に自然な笑みがこぼれ、一様にシャッターを切りはじめた。おのずから手を合わせ「あけましておめでとうございます…」と、小さな声でつぶやく年配の女性参加者などもあり、見事な初日の出に満足げな様子が見られた。

 初日の出を確認すると全員で「万歳三唱」。帰りがけにサッポロビール前の護岸に係留されている旧南極観測船の「SHIRASE」に近接、海上からその大きさを体験する余興も。港に帰るとホンビノス貝から出汁をとった漁師汁「ふうかし」がふるまわれ、参加者らは、冷え切った体を内側から温めた。

 この日初めて参加した市内海神在住の長谷川智昭さん(71)夫婦は、「ふなばし三番瀬海浜公園で、富士山や夕焼けを観ることはあるけど、朝起きるのがつらくて日の出は勇気が出なかった。でも今回初参加してこんなにきれいな初日の出を観ることが出来たので本当に良かった」と感動をあらわした。「このホンビノス貝のおすいものもおいしくて最高」とも。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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