2017年05月22日 配信

5/22(月)船橋市北部神保町に生活介護施設「らんどね空と海」
隣接するアトリエとともに社会福祉法人地蔵会が運営

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 船橋市北部の雑木林が残る一角に主に知的障がい者を対象にした生活介護施設「らんどね空と海」(船橋市神保町177-8 TEL047-401-3285)が4月1日に開園した。

 雑木林を切り出し、木の美しさを活かした和風を基調とした建物は、小室や金堀町から二和向台・鎌ヶ谷への抜け道の道沿いで通行車両の目を引く。運営するのは、「空と海」を運営する社会福祉法人地蔵会。同法人は、障がい者を中心とした多機能型事業所を展開。2014年にも同所に「アトリエ空と海」を開設している。「らんどね」の入居定員は、35人。敷地面積は約950平方メートル。

 設立は、22年前。「障がいを持った人たちの持っている可能性を紙すきを通じて伸ばしたい」と、現在施設長で書家の奥野満さんと理事長で画家の大野待子さんとの二人三脚で、アパートの一室から育ててきた法人で、設立3年目の年から全国各地の百貨店やデパートで作品の販売、市内のマラソン大会に利用者と出場するなど独自の運営方針を採ってきた。

 今回の施設には、「紙すき室」と「陶芸室」を併設。利用者らは、通所している日中にこれらの作業を通じて技術や知識を身に付け、完成した商品は各地の百貨店や通信販売などを通じて芸術作品として取引されている。「アトリエ空と海」のある神保町は山の中で飲食店も近くにない。そのため、「利用者とその家族、スタッフが食事できる場所を作ろう」と「らんどね空と海」の構想が立ち上がったという。

 らんどねのフードメニュー、ドリンクメニューは、船橋市内在住の菜園料理人 藤田承紀さん(36)が監修。珈琲マシンの導入には、船橋珈琲タウン化計画の梶真佐巳さん(ドトールコーヒー船橋駅南口店)、豆の焙煎には福島勘太郎さん(magome coffee project)が携わっている。

 らんどね空と海スタッフは、全員が揃いの手染めエプロンを着用して仕事に従事する。ドリンクやフードメニューの提供には利用者がスタッフとして従事。まだ、しばらくの間トレーニング期間の為びプレオープンで、「忙しくなりすぎてしまい、利用者さんに負担をかけすぎるのは避けたい。手探りで徐々に運営できるようにしていくつもり」と、大野さん。

 同施設の営業時間は、12時半~16時(月~水)11時半~16時(木~土)。日祝定休。利用の際は電話(TEL047-401-3285)での事前予約が必要。

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※この記事に記載の情報は取材日時点での情報となります。
変更になっている場合もございますので、おでかけの際には公式サイトで最新情報をご確認ください

この記事を書いた人

山﨑健太朗

山﨑健太朗

船橋のタウン誌MyFuna、ネットニュースMyFunaねっと、船橋経済新聞を立上げ、現在は千葉県内全域のローカルニュース編集者と連携する「ちばごと」編集部を立ち上げています。主婦と高齢者をライターに育成し地域から日本を元気にする仕組み作りを目指しています。
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