8/11(金)市3課が連携で「妊娠・出産支援プラン」を配布
妊娠から子育てまでをサポート
船橋市は子育て支援の一環として今年4月から、妊娠中〜6歳児の子を持つ母親とその家族向けに「妊娠・出産支援プラン」の配布を始めた。
同プランは市民の妊娠、出産、子育てに関係のある船橋保健所地域保健課(船橋市北本町1-16-55)と船橋市役所(船橋市湊町2-10-25)子育て支援部の地域子育て支援課、家庭福祉課の3課が連携して作成したもの。
地域保健課の関根真紀子さんは「船橋ならではの子育て情報を盛り込み、妊娠、出産、子育てと、切れ目のない支援を目指して作成しました」と話す。
同プランはカラーB4版で両面印刷になったもの。妊娠中、出産後、子どもの乳児期、幼児期と時系列に役に立つ情報がコンパクトにまとめられている。
自分のプランを書き込むことができるため、先々どんなことが必要なのか、子どもの成長とはどういうものなのかと、先を思い描くことができる。「離乳食お助け情報」のように情報量が多いものはQRコードが記載され、スマートフォンなどで手軽に確認できるようにもなっている。
同プランの配布については、妊娠の届け出を市内の保健センター4カ所、船橋市役所、船橋駅前総合窓口センターのいずれかにすると母子健康手帳が交付されるが、その際に配布される。折りたたむと母子健康手帳のカバーにすっぽり納まり、携帯しやすくもなっている。
また、配布の際には、妊娠中・育児中に気がかりなことがあったら気軽に相談できるよう、妊婦の担当保健センターと地区担当の保健師の案内をしてもらえ、さらに同プランにも記入される。
「同プランはかわいいデザインで視覚に訴えるようにまとめ、妊婦さんに評判がいいです。『マイ保健センター』『マイ保健師』と身近に感じてもらい、相談してほしい」と地域保健課の笹原頼子さん。
「妊娠・出産支援プラン」について地域保健課係長の高山恵子さんは「一方的に情報を受け取るだけでなく、自分のプランを立て、書き込んで、ぜひ活用してほしい」と話している。
「こうした担当課をまたいでの共通課題への取り組みは県内の他市でも珍しい」と地域子育て支援課の別の職員。同プランを活用している市民からは「こうした利用者目線での取り組みが広がってくれると嬉しい」と、感謝の声も。
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